最近調子はどうですか?〜サスペンションメンテナンスの必要性について〜
大切な愛車はいつまでも大事にしたいもの。
マウンテンバイクに搭載されたサスペンションのお手入れ、メンテナンスについてご紹介します。
日々里山ライドを楽しんだり、ゲレンデダウンヒルのシーズンが待ち遠しくて仕方がないマウンテンバイカーの皆さん、ご自身のバイクのサスペンションについてしっかり見たことはありますか?
MTBはロードバイクやクロスバイクに比べて砂埃や泥汚れがつきやすい環境で使用することがほとんどなので、ライド毎に洗車や掃除をされる方は多いと思います。
しっかり掃除しているよという方でも意外と汚れは残っているかもしてません。特にサスペンションやドロッパーシートポストのスタンチオンチューブ(インナーチューブ)やダストシール付近は特に汚れがたまりやすい上に、手やウエスなどを入れ辛い場所でもあります。スタンチオンチューブやダストシールの汚れを放置したままライドを続けるとサスペンションのパフォーマンスを下げたり、故障の原因にも繋がります。今回はご自身でも出来るパフォーマンス維持と故障防止のための簡単なお手入れ、スペシャライズドでのメンテナンスをご紹介します。
●ご自身で確認できること@ライドする前にサスペンション、ドロッパーシートポストのサグ(エア圧)を確認。
サグ(エア圧)が適正な状態でなければ、どんなにいい機材でも最適なパフォーマンスを発揮できない上に、低すぎるエア圧で乗り続けると、過剰なボトムアウトが起きて故障の原因にもなります。サグ(エア圧)はこまめにチェックしましょう。
*ワンポイントアドバイス…自分がサスペンションに何PSI入れているか覚えているようにすれば確認もスムーズに行えます。 Aライド後にサスペンションの清掃をする
走行中、サスペンションは常に動いています。その動いている部分(スタンチオンチューブとロアーレッグ)に砂埃や泥がついたまま走行を続けると、サスペンションのパフォーマンスが低下するだけではなくスタンチオンチューブに傷が入っていまったり、ダストシールを傷めてしまったりします。清掃は簡単なのでぜひやってみてください。
〜清掃方法〜
ライド後のフロントサスペンションフォークです。赤線で囲った部分に汚れが溜まっているのがわかると思います。ロアーレッグの中に汚れが入らないようにダストシールが止めているためそこに汚れが溜まります。
別アングルから。ブリッジの裏側やスタンチオンチューブにも汚れが付いているのがわかります。
ダストシール付近やスタンチオンチューブに付いていた汚れをペーパーウエス等で画像のように拭いていきます。強い力は入れなくても大丈夫です。大きい泥などは予め払っておくとよいでしょう。
サグのインジケーターリングの裏側も忘れずに。この時無理に引っ張ってちぎらないようにご注意ください。
最後にサスペンション全体の汚れを拭き取って清掃完了です。同様に反対側も作業しましょう。リアサスペンション、ドロッパーシートポストも同じ要領で行います。
●スペシャライズドでのメンテナンススペシャライズドでは、サスペンションフォーク、リアショック、ドロッパーシートポストに関し、使用時間に応じた定期メンテナンスを強く推奨しています。メーカーメンテナンスではご自身ではできないダストシールなどの内部消耗品の交換やダンパーオイルの交換など、サスペンションを分解して行います。不具合が見つかればその修理も行います。具体的な不具合が出ていなかったとしても、内部の消耗品やダンパーオイルを交換すれば、機材のパフォーマンスを最大限引き出すことができます。
定期メンテナンスの推奨時間は「50時間メンテナンス」と「100時間または1年メンテナンス」ですが、機材によって推奨時間、金額、作業内容は異なります。詳しくは下記のリンクをご確認ください。
スペシャライズドサスペンションメンテナンスについて>
例・・・MY18 EPIC リアサス50時間メンテナンス時の分解時の状態
ご依頼方法はスペシャライズト正規販売店にお問い合わせしていただき、持ち込んでいただくだけです。サスペンションをはずす必要があり、バイクに乗れない日ができてしまいますが、リフレッシュされたサスペンションで乗れる日のことを思いながら楽しみに待っていただければと思います。
この記事を読んでいただいたことを何かの機会だと思ってぜひ自分のサスペンションを見直してみてください!
*スペシャライズド・ジャパンにてメンテナンス可能なサスペンションはスペシャライズドのテクノロジーが搭載されているサスペンションに限ります。それ以外のサスペンションに関しては各ブランドの正規代理店様にご相談ください。詳しくはこちらをご確認ください。
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