2019.04.11

エアロ性能、軽量性、乗り心地を完璧なバランスで実現する新型Roubaix Q&A

『Smoother is Faster』のコンセプトに基づき満を持して発表された新型Roubaix。より軽く、より速く、よりエアロに進化を遂げました。

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●WEIGHTについて

1.実測重量を教えてください。 
S-Works完成車の56サイズで、eTap仕様が約7.4kgです。


S-Works Roubaix SRAM RED ETAP AXS

●SPECについて

2.フレームに使用されるカーボンはグレードによって異なりますか。 
S-WorksはFACT 11r 、Expert以下は10rを採用しています。 

3.Fact 11rと10r間で重量差はどのくらいですか。 
56サイズでその重量差は約115gですが、塗装の仕様によっても重量は異なります。  

4.プロ仕様とレギュラーモデルで、ジオメトリーはどのような違いがありますか。 
プロ選手が求める低いポジションを実現できるよう、ヘッドチューブ長(スタック)とリーチ以外はレギュラーと同じジオメトリーです。また、プロジオメトリーには53、57、59の3サイズがあり、プロ選手が選択しやすいサイズ構成を狙いました。レギュラーはより多くのライダーにサイズ選択肢を提供するようラインナップしています。 (プロジオメトリ―は2019年秋ごろ発売予定。日本では53、57サイズのみの展開)

5.前のモデルと比べてどのくらい速く走ることができますか
40qの走行時で前のRoubaixに比べ、14秒速く走れます。下記の表の通り、エアロ性能はTrarmac SL6よりも高い性能をもっています。 


*グラフ内のすべてのバイクは、それぞれ独自のフレーム、フォーク、シートポスト、コックピットでテストを実施。ホイール、コンポーネント、ポジションは、すべてのバイクで共通。

6.ゼロオフセットのシートポストは発売しますか?また、標準の20mmオフセットと比べて、コンプライアンス(しなり)に違いはありますか。 
はい、販売予定です。また、シートポストのオフセット量によってしなりの量に違いがあります。 

7.なぜ標準サドルにPowerを採用したのですか。
今後すべてのロードバイクにPowerサドルを採用していく予定です。それはシェアド・プラットフォームのコンセプトにもとづいており、男女どちらのライダーにも受け入れやすい設計であると考えています。 

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8.なぜ新型RoubaixではSWATボックスを採用しなかったのですか。 
ライダーは工具やスペアパーツを携帯する際にその中身を制限されるよりは、好みのものを必要に応じて持ち運びたいニーズをもっているため、そのニーズに合わせました。 

9.標準のD断面シートポストに合うBurra Burra Stabilizer Seatpack用クランプは販売予定がありますか。 
いいえ。そのような大容量のバイクパッキング用途にはDivergeをおすすめします。Roubaixはあくまで必要最小限の装備で走るライダー向きということです。

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10.フロントバッグは取り付け可能でしょうか。 
はい、可能ですが、Future Shock 2.0、Future Shock 1.5も スリーピングバッグ程度の重量なら取り付けが可能です。 

11.Pavé(パヴェ)シートポストについて詳しく教えてください。  
前作Roubaixの標準ポストCG-Rから大幅に進化しました。CG-Rはシートチューブとの固定部分と、シートポストのくの字部分の2点がしなる構造です。今回はカーボン素材と積層を見直して、CG-Rよりも衝撃吸収性を高めて、ポストの露出部分全体でしなるように設計しました。  

12.本来の性能を発揮するために、Pavéシートポストは露出する長さが決まっていますか
とくに数値は決まっていませんが、ライダーが必要なサドル高で合わせればPavéシートポストの性能が発揮されます。

13.ジオメトリー表のフレームスタックはどの部分を計測していますか。 
スタックは“ゼロ”トップキャップと呼んでいる低いほうのカバーを取り付けた状態で、ステムのコラム取り付け部分とFuture Shockの境目を計測点にしています。

14.ヒドゥンシートポストクランプを採用した理由はなんでしょう? 
すっきりとした見た目と簡単な固定方法をライダーが求めていたからですね。  

●Future Shock  

15.どんな構造ですか? 
油圧式のコンプレッション/リバウンドアジャスターが追加されました。 

16.フューチャーショックはサスペンションと呼んでもいいのでしょうか。 
はい、サスペンションと呼んでください。 

17.Future Shock 1.5も2.0と同じダンパーを装備していますか?重量差は?  
いいえ、Future Shock 1.5はダンパーがありません。1.0同様にコイルスプリングのみを使っています。トップ/ボトム側のバンパーを改良しています。さらにシステム全体のなめらかな動きのためにメインスプリングもプログレッシブスプリングに改良しています。  

18.S-Worksに付属している新しいステムは他のグレードにも装備されますか。 
Comp以上のグレードに標準装備しました。新しいステムは見た目のよさを狙っています。  

19.Future Shock 2.0と1.5はコラムスペーサーをどのくらい入れることができますか。
Future Shock 1.0同様に30mm分を入れることができます。  

20.路面状況に応じた推奨セッティングはありますか。
いいえ、好みに応じて乗って楽しんでください。多くのライダーはスプリント以外では硬めのセッティングとダンパーのロック状態を避けますね。  

21.Future Shock 2.0は何段階で調整できますか? 
調整はオープン/クローズの2段階の設計です。実際にはダイヤルがクリック機構を伴って回る仕組みで、多段階式の調整機構のようにみえますが、これには理由があります。実は開発の段階で3段階のプロトタイプがありました。テストライダーのフィードバックはレース中に真ん中に調整することはなく、動くか固定かのどちらかでよい、というものでした。これを生かして2段階としましたが、ダイヤルを調整する際にオープン/クローズの位置だけですと、感覚的に調整した実感がありません。例えば、水道の蛇口を締めていくと、抵抗による感覚的フィードバックがあり、締めた実感が得られます。そこで、Future Shock 2.0にも物理的なクリック感をもたせました。これによって、ライダーは調整している実感を得られるようになりました。

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