ボトルケージ下に携帯工具を収納できる「EMT Cage Mount Road Tool」を他社製バイクで使ってみた
ロードバイクでサイクリングを楽しむ上で必須アイテムである携帯工具、皆さんはどうやって携帯していますか? こんなスマートな方法もありますよ。
ロードバイクでサイクリングを楽しむ上で必須アイテムのひとつである携帯工具、皆さんはどうやって携帯していますか?サドルバッグの中?最近だとボトルケージに挿すツールケースを使っている人も多いでしょう。
しかし、速さや走りの軽さを追求したロードバイクに、サドルバッグやボトル型のツールケースを付けて走るのも、ちょっと残念な気がしないでもありません。以前、ビギナーOKのマスドロードレースに参加した際、ポンプやサドルバッグなどを外したら、ずいぶんと軽く、そして見た目もすっきりして驚きました(それが自転車本体の、本来の姿なのですが)。
とはいえ、携帯工具は必要ですよね。ちょっとしたジレンマがあるわけです。
必要最低限のものをスタイリッシュに携行できたら――そこでスペシャライズドが考えたのが、こんな製品というわけ。
見てのとおりボトルケージですが、下に出っ張りがあります。実はこの状態で販売されているわけではありません。
分解すると、こうなります。右側のボトルケージは「Rib Cage II」、左側の携帯工具とそれが入っているケースは「EMT Cage Mount Road Tool」です。そう、EMT Cage Mount Road Toolは、スペシャライズドのSWATテクノロジー採用ボトルケージに取り付け可能な、携帯工具&ケースなんです。
携帯工具は、こんな感じ。マイナスドライバー、3・4・5・6・8mmアーレンキー、T25トルクスレンチがセットされています。コンパクトで、かつ質感も高し。
まさに、インテグレートという言葉がぴったりで、スペシャライズドのバイクにベストマッチなわけですが、もちろん他社バイクに装着することだって可能です。
EMT CAGE MOUNT ROAD MULTI TOOLをチェック>
というわけで、他社製クロスバイクに取り付けてみました。ダウンチューブに装着されたボトルケージの下部に、すっきりと収まる携帯工具。純粋にかっこいいと思います。ボトルケージのRib Cage II自体も、スタイリッシュでいい感じ。ボトルのホールド力もなかなかしっかりしています。
携帯工具が必要になったらボトルを外して、携帯工具を指で押し出して……。
はい、このとおり。
ひとつ注意点としては、その場所柄、ドリンクによって汚れる可能性があるので、携帯工具の出番がなくてもときどき掃除してあげる必要はあるでしょう。
そしてもうひとつ、EMT Cage Mount Road Toolを他社バイクに取り付ける際の注意点があります。それは、このボルト。
上のボルトは、今回使用したクロスバイクにもともとついていた、ボトルケージ台座のボルトです。これだとボルトの頭が大きくて、携帯工具を取り出すときにつっかえちゃうんです。そこで、下のボルトのように頭の小さいものを用意しましょう!
RIB CAGE IIをチェック>
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【筆者紹介】:須貝弦
万年ビギナー状態だが、それでも自転車で地元の里山をめぐることを心のヨリドコロとするフリーライター。年に1度だけ、レースにも出ます。
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