COUPE DU JAPON ダウンヒル 第2戦レポート
スペシャライズドジャパン、MTBテストライダーの藤田翔也です。Coupe du japon MTB DH第2戦、参戦レポートです!
開幕戦の結果、その後の練習内容から、自分に合う、バイクコントロール性、フォームの安定性などを考え、長年使用し続けていたフラペに戻し挑んだこのレース。ペダルとシューズは「Boomslangペダル」と「2FO FLAT」の最強コンビ。路面凹凸の激しいセクションでも足元に不安定さを感じず、安心して走れるので、自信をもってライディングできます。
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「フラペでMTB乗りますか?もしそうなら絶対試すべき2FO FLATについて」 >
今回のレースコースは、8割が常設、2割が新設コースという印象。大幅な変更のない、誰もが慣れしたんだコースレイアウト。油断は一切できない、難しいレースになると予想しました。
タイム差を大きく広げられるような、セクションは少なく、ロックセクションやタイトコーナーで少しずつタイム差を広げていく必要がありました。
迎えた公式練習。
2015年の最終戦、この場所で試走一本目で転倒し、出走できなくなってしまった経験もあり、慎重にスタート。コンディションは小雨がパラつき、路面はセミウエットコンディション。小さいミスが、大きなミスにならないよう、ラインチョイスを慎重に行いました。
15時すぎから行われたタイムドセッション。集中力に欠け、ラインミスが多く、想定していたタイムよりも5秒遅い、2.50.673秒/53位中19位で計測を終えました。しかし、翌日のレースランの手応えは掴めました。レース前試走でのミスの修正・ライン調整を心に誓いました。
迎えたレースデイ。
天候は晴れ、コンディションもほぼドライまで回復。最高のレース日和となりました。
早朝の試走はライン修正、調整を予定通り行いました。ところどころ、滑りやすい区間はあったものの、S-Works Demo8の路面追従性の高さから、自信を持って走り続ける事ができました。
試走後、13時頃からMenElite予選が行われました。
前日のタイムドセッションのミスをしっかりと修正、全体的にスムーズな走りができました。試走時よりも更にコンディションが良くなっていた事から、ミスをするリスクも減った印象でした。前日のタイムドセッションよりもタイムを上げ、2.44.956/65位中16位で予選通過(上位30名のみ通過)しました。
決勝ランまでの間、エノモトメカニックとバイクセッティングの方向性を相談。
セッティングのデータなど、お互いがフィードバックできる情報が多く、安心して相談できる、とても頼れる存在です。バイクメンテナンスは一部香取メカニックにもお願いし、細かいところまで拭きあげ、チェックをしていただけるので、とても安心できました。
そしてあっという間に迎えた、決勝。コンディションは更に回復し、走りやすい状態でした。ただ、それはほとんど選手が感じる事であり、ワンミスが大きな差を生む、難しいコンディションになっとも言えます。
予選でミスをした区間を落ち着いて走りきり、バイク自体もエノモトメカニックと相談して挑めたので、不安に感じる事もありませんでした。
ただコース中盤を過ぎたところで、全体的に速度を上げる事に苦戦していました。大きな緊張はないものの、ミスや転倒を恐れてしまった部分があったのかもしれません。それでも得意なセクションではギリギリまで速度を上げ、何とかタイムアップ、リザルトを伸ばせるようベストを尽くしました!
結果は、2.43.654/22位でレースを終えました。望んだリザルトを獲得できずに苦戦しつつも、徐々に掴めてきた手応え。開幕戦から更に良くなったと思います。
会場では、ブース出展の影響もあり、スペシャライズド・ユーザー、購入を検討中の方など、交流をする時間が多くとれました。レースともに、テストライダーとして充実した時間を過ごす事もできました!
引き続き、スペシャライズド製品のインプレッション活動、プロモーション、セッティングアドバイス等も頑張ります。
撮影協力:荻野哲彦、片山尚貴
使用バイク「S-WORKS DEMO8」
使用タイヤ「Bucher DH 650×2.5」
タイヤ空気圧:前後1.8bar
オーリンズセッティングデータ
・スプリング388in/lbs
・リバウンド解放
・ローコンプレッション2ダイヤル
・ハイコンプレッション解放
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