初心者、そしてトライアスリートにもおすすめ!代表小松が語る新型Roubaixの魅力
ロードバイクをこれから始める方、トライアスリートの方必見!New Roubaixの魅力、そして最新機材も纏めてご紹介します。
自転車の魅力にはまって12年が経過し、現在トライアスロンのアイアンマン距離では年代別の上位を狙ってスタートラインに立つまでになりました。アイアンマンではトライアスロン専用バイク『SHIV』で出場しておりますが、トライアスロンシーズンオフからシーズン初期の体力・スタミナ強化期間は主にロードバイクを使用してトレーニングしています。トライアスロンバイクと比較し、きびきびしたハンドリングでもありますし、公道での練習となると圧倒的にロードバイクのほうがストレスなく走ることができるからです。
スペシャライズドに入社するまで、スポーツバイクの経験はゼロ。最初のバイクはSirrus Ltdというクロスバイクでした。ロードレースに出るわけでもないし、初心者がいきなりロードバイクに乗るということに、抵抗がありました。自転車で遠くの景色を見に行く、有酸素運動をして気分転換をするというにはぴったりで、約9キロの都内通勤や週末の数時間のライドを楽しんでいました。ロードバイクデビューはスペシャライズドに入社して1年経過してからで、ロードレースをしないけどもっと速く遠くに行きたいという要求をみたすS-Works Roubaix SLを選択しました。
その後、自分のロードバイクはS-Works Roubaix SL2、S-Works Roubaix SL4と変遷し、昨年Discブレーキが一新されるとS-Works Tarmac Discに乗り換えました。Tarmac Discは初動もよく、軽量なので山岳ルートも楽々進むし、動きも俊敏なので万能なレースバイクといえますが、僕は体が硬いのでアグレッシブなポジションを長時間保つことができないし、また下りがあまり得意でないので、正直分不相応なバイクだなと思いながら乗っていました。今回All New Roubaixが発表される前に、スペシャライズドの本社で試乗をさせてもらったところ、非常に気に入ってしまったので発売されたら即買おうと決めていました。
前置きはさておき、このゴールデンウイークに会社のある厚木から箱根駅伝の第5区でもある山岳を超え、芦ノ湖周辺のアップダウン経由御殿場に出てから、最後は下り基調で厚木に戻ってくるルートでAll New Roubaixをしっかり乗り込んだのでそのインプレッションをご紹介します。
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■俊敏な反応性
最初の踏み込みからグッと進み始めます。この初動のよさはTarmac Discを思い起こします。そのまま時速35キロまでの速度に一足飛び。このスピードならば非常に気持ちよく足を回すことが出来ます。巡航まではTarmac Discの方が早く到達できるような気がしますが、巡航性能はほぼTarmac Disc並みと感じました。平坦基調の厚木から小田原までは平均時速33KMでかなりのハイペース。ここまでFuture Shock 2.0はクローズからオープンに戻し、適度の衝撃吸収性によりまったくストレスを感じません。
いよいよ箱根のヒルクライムです。登坂と同時にFuture Shock 2.0をクローズさせます。そうすることにより、あら不思議、Roubaixの動きがTarmac Discのようにきびきびしてきます。ダンシングしても一漕ぎ一漕ぎしっかり上っていきます。このコースは年2〜3回ほど走っており5年前の自己記録49分33秒より、50秒遅れ。加齢を考えればかなりいいタイムではないでしょうか?
究極のバイク新型Roubaix(ルーべ)について開発者インタビュー>
■速さにつながるダウンヒルの安定感
そして一番びっくりしたのは、国道一号線最高地点から芦ノ湖、それと乙女峠から御殿場までのダウンヒルの安定感です。下りのスタートと同時に今度はFuture Shock 2.0を再びオープンにします。Tarmac Discよりホイールベースが長いこと、Future Shock 2.0によりトラクションが得られるため、下りを安心して速く走ることが出来ます。Roubaixはトライアスロンの練習として、山岳も含めて長時間速いスピードを保つ練習を、疲労を残さずにできるバイクとしては最適です。登りはやはりTarmac Discに軍配が上がりますが、先日のパリ~ルーベでフィリップ・ジルベールがこの新しいRoubaixで優勝していますし、ロードレースでも高い性能を発揮してくれるでしょう。ちなみに個人的にはS-Works Roubaix SL4もRimブレーキの車体としてはスペシャライズド史上最高の出来と個人的に思っているのでまだ今後も乗り続けます。
「クラシックの女王」に最も愛されたバイク、新型Roubaix―パリ〜ルーベ2019
ゴールデンウイークのメインイベント前編として厚木から道志道で山中湖まで登り富士五湖をかすめた後富士宮まで一度ダウンヒルを楽しみ、再び富士サファリパークまで登り御殿場経由厚木までという230KM獲得標高3000Mのライドをしました。通常このような激しいロングライドを行うと体中バキバキになるのですが、ほとんどダメージを受けておりません。Future Shockの陰で見過ごされやすいですが、新しくなったPavéシートポストによりリア部分の乗り心地も良くなっているからです。やはり自転車はバランスが重要ですね。
絶対的な速さという点ではTarmac DiscやShivには劣りますが、僕のトレーニングスタイルにはRoubaixの快適性=疲れを残さないという特性は最重要です。その証拠に、このロングライドの2日後にゴールデンウイークメインイベント後編として、箱根外輪山48KM、獲得標高2800mのトレイルランニングも自己ベストのタイムでフィニッシュしました。めでたし、めでたし。
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■オススメの新商品
さて、実際に使用しているバイク以外のとっておきの新商品を3つご紹介します。
●SL RACE BIB SHORT
まずはSL RACE BIB SHORT。お尻パッドの形と配置がぴったり合い、サドルを包み込むような感覚でバイクに座ることが出来ます。これは立体成型した3種類の密度のフォームを採用するBody Geometry Contour 3D Chamoisによるもの。体の曲線にぴったり沿うようデザインされ、しかも肌触りは優しく、体の各部を支える作りとなっています。また、高い伸縮性を持つソフトなビブストラップを、同じくソフトな4ウェイストレッチ生地から作りました。
着圧効果を備えた4ウェイストレッチ生地は、長時間のライドでも身体をサポートします。
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●S-Works EXOS Shoes
次に、重量僅か150グラム(42サイズ)のS-Works EXOS Shoes。軽いサイクリングシューズがこんなにストレスを解消してくれるとは予想しなかったです。パワー伝達性能とフィット感には妥協せず、4年もの間、開発チームは軽さにこだわり続け、1つのBoa®ダイアルだけで足をホールドさせるデザインにたどり着きました。プロ選手が選ぶのもわかります!プロトライアスリートとして活躍をするルーシー・チャールズもこのシューズを早速履いていて、トライアスリートにもおすすめできる一足となっています。
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●Helmet With ANGi
最後にANGi搭載のヘルメットをご紹介します。ANGiとはヘルメット搭載型のセンサーのことで、センサーが転倒の衝撃を感知するとスマートフォンに登録された連絡先へ転倒場所も含めてテキストメッセージが送信されます。バイク練習中の事故が多くなっている昨今、万一のことを考えるとこの機能なしで自転車に乗ることは怖くてできません。
ANGi付きヘルメットについて>
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これからますます屋外スポーツをやるにはいい時期になりますね。これらの新しい機材で心機一転し、ライドに出かけましょう!
小松 亮
スペシャライズド・ジャパン代表。一児と猫二匹のパパであり、サラリーマン社長であり、そしてアスリートと、三足のわらじを履く52歳。バイク180km を含むアイアンマン・ディスタンスにチャレンジし、アイアンマン・ジャパンのエイジ優勝やハワイ・コナで開催されるアイアンマン世界選手権への出場経験をもつ。
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