WTS開幕戦から横浜まで3連勝!隙のないレースぶりでシリーズリーダーの地位を固めつつあるケイティ・ザフィアレス

2019/06/24

WTS開幕戦から横浜まで3連勝!隙のないレースぶりでシリーズリーダーの地位を固めつつあるケイティ・ザフィアレス

好調のアメリカ女子トライアスロン界を背負って立つ存在の彼女に、強さの裏にある努力と準備、そしてオリンピックに向けてのプランをお聞きしました。

——現在使っているバイクとエキップメントを教えてください。

今年はVenge(ヴェンジ)に乗っています。私が住んでいるサンタクルズの夕陽をモチーフにしたデザインにカスタムペイントしてもらっていて、すごく気に入ってるんです。トップチューブには聖書の文言「Be strong and courageous(強くあれ。雄々しくあれ)」を入れています。昨年まではTarmac(ターマック)を使っていて、それも気に入っていたのでVengeに変えるのをためらったんですが、実際乗ってみたらコーナリングも上りも非常にいいし、エアロ性能も高い。私はエアロポジションで乗るのが好きなので、基本、バーはつけています。つけなくても空力的にはほとんど変わらないというデータも出ているんですが、乗りやすい姿勢で乗った方がパワーを発揮できるので。サドルはPower Saddle、ホイールはCLX50、ヘルメットはEvadeです。

新しいVengeについて詳しく>
Vengeをオンラインストアでチェック>
Vengeが最も優れたエアロロードバイクとして認定!サイクルスポーツ『エアロロード大研究2019』はこちらから>

Power Saddleをチェックする>
Evade ll Helmetをチェックする>

——トライアスロンをやる前のバックグラウンドは?

子供の頃から大学まで水泳をやっていました。そして15歳からランニングも始めました。初トライアスロンは2007年。父と一緒に出たんです。スイムはプール、バイクは20kmぐらい、そしてランは5kmという小さなレースを、父の日に何度か一緒に出てました。当時の私にとってトライアスロンは、父と一緒に楽しむスポーツでした。

プロデビューは2013年。きっかけはUSAトライアスロンからのスカウト。そう、あのグウェン・ジョーゲンセンも輩出した発掘プログラムです。このプログラムは多くの強い女子選手を出しています。初期メンバーのグウェンが活躍してくれたことによって、さらに活性化され、予算も潤沢になりました。今ではスポーツの基盤として定着しています。

グウェン・ジョーゲンセンについて詳しく>

——2020年東京への準備は始まっていますか?

既に照準はオリンピックに合わせています。まずは出場権を得るところからですね。8月にお台場で行われるテストイベントは、アメリカの選考レースのひとつになっているので、そこでしっかり結果を残したいと思ってます。横浜でのレースが終わったら、滞在を延長して夫とお台場のレースコースを下見する予定なんです。今まで一度も走ったことのないコースなので、私にとって今回の情報収集は非常に重要。その後、アリゾナのフラッグスタッフでそのための高地トレーニングも予定しています。もちろん暑さ対策もやります。スーパーリーグトライアスロンでは一度、シンガポールでレースをしたことがあって、暑さと湿度は経験済みです。また、レース前の暑熱順化のプログラムも実行して臨みます。WTS第2戦のバミューダの時は、そのプログラムの一部を行ってから臨んだんです。


WTS第2戦のバミューダでも優勝を飾った。

——暑熱順化はどんな風に行うんですか?

厚着をしてトレッドミルで走り、その後サウナに20分入ってから2分休憩。それを2回繰り返すんです。サウナの代わりに熱いお風呂に20分顎まで浸かる、というパターンもあります。なかなかつらい我慢大会ですよ。私はただでさえトレッドミルが嫌いなので・・・。テストイベントに向けてもこれをやるべきかどうか、今コーチと相談中です。

 

コーチはバンサン・ルイ選手と同じくジョエル・フィリオール

——事前の準備がやはりキーですか?

事前準備は私が一番大切にしていることです。やれることはすべてやった、という気持ちになれるかどうかが重要。やり残したことはない、という状態でスタートラインに立ちたいんです。

We landed in California and practically went directly to the @iamspecialized headquarters in Morgan Hill to figure out what gains we can make on the bike. It was a well spent, enlightening day with @jfrank32 and Julie Bates. The morning started off getting a tune up on my bike fit. Then we were off to the Win Tunnel to test the fit, different positions, different bikes and different scenarios. We tested being in the drops, on the hoods and in the aero bars. We also tested aero bars versus no aero bars. And more subtle changes like arm position, head position and hand position. It was such a cool experience! It was so interesting seeing the numbers and data reflect where energy can be saved. Then even better when the Specialized crew translated all the data into Katie terms and told me what exactly that means for training and racing. One of my favorite parts was in the beginning when there was a graph projected on the ground in front of me. The graph reflected the amount of resistance and I got to just play around with different positions on my bike. Of course I made it my goal to try and get the bars as low as possible. It was fun (and entertaining) seeing the direct influence equipment and posture have on aerodynamics and how that impacted the lines on the graph. I don’t often like doing rides on trainers, but that was sure entertaining for me…so basically all I need is to invest in a Win Tunnel for our tiny house. So thankful to have such a great team of people behind me that are so invested in helping me to be the best I can be. I feel amazingly fortunate to get to be part of such an awesome company that really looks at every detail in order to optimize performance 💪🏻#iamspecialized #wintunnel 📸: @tzaferes

Katie Zaferesさん(@kzaferes6)がシェアした投稿 -

横浜大会の前にWin Tunnelでテストを行うケイティ。ポジションの僅かな違いにおいてエアロ効果を検証できるのは選手の大きな力になっている。

——WTSのレースとオリンピックの準備の両立はどうやって?

WTSもオリンピックと無関係ではありません。今年もWTS全レースに出場する予定です。コーチと相談する中で、レースをいくつか飛ばすという案も出たのですが、私はレースが好きなので。また、レースこそもっとも有効な準備だと思うんです。さまざまなレース展開への対応力をつけるためにも、また、現在の自分の力を知るためにも。

——プレッシャーにはどう対処しているんですか?

準備をきちんとすることで、プレッシャーは軽減できると思っています。また、湧き上がってくる様々な感情に対する対処方法を身につけて、自信を呼び起こすためのメンタルトレーニングも取り入れています。結局、ナーバスになるのは、それだけ真剣だからなんです。こういう風に考えるようになったのは、リオオリンピックでの経験からです。当時は結果を気にするあまり、やるべき目の前のことに集中できなくなっていました。順位目標を持つことももちろん大事なんですが、フォーカスすべきなのは自分でコントロールできること。すなわちひとつひとつのプロセスなんです。

——シーズンを通して高いパフォーマンスを維持する秘訣は?

継続性、ですね。それと、レースの前と後にしっかりダウンタイムを取ること。練習を一切しないということではなく、抜く時は抜く、ハードに追い込む時は追い込む。ハードとイージーのメリハリです。私のイージーデイは本当にゆるいですよ。私専用のイージーメニューがあるくらいです。シーズンは長く、何度もピーキングしなくてはいけません。だから、調節が非常に大事になってくるんです。

——ご主人のトミーさんはITUのフォトグラファーだそうですね。

はい、ITUと私のスポンサー、ロカの専属カメラマン、およびソーシャルメディアコンテンツ担当として、レースを私と一緒に回っています。彼もトライアスリートなので、バイクでのコース下見につきあってもらったり、一緒にトレーニングもします。私がほとんど自宅にいない生活をしているので、一緒に過ごす道をみつけてくれてとてもありがたいし、心強いです。

——ありがとうございました。8月のお台場での活躍、楽しみにしています。

Photo:Tommy Zaferes.

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Vengeが最も優れたエアロロードバイクとして認定!サイクルスポーツ『エアロロード大研究2019』はこちらから>

インタビュアー:東海林 美佳
一般女性誌からスポーツ誌まで幅広いジャンルで活躍するエディター&ライター。アイアンマンハワイをはじめ、海外レース、海外選手の取材を多数手がける。

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——現在使っているバイクとエキップメントを教えてください。

今年はVenge(ヴェンジ)に乗っています。私が住んでいるサンタクルズの夕陽をモチーフにしたデザインにカスタムペイントしてもらっていて、すごく気に入ってるんです。トップチューブには聖書の文言「Be strong and courageous(強くあれ。雄々しくあれ)」を入れています。昨年まではTarmac(ターマック)を使っていて、それも気に入っていたのでVengeに変えるのをためらったんですが、実際乗ってみたらコーナリングも上りも非常にいいし、エアロ性能も高い。私はエアロポジションで乗るのが好きなので、基本、バーはつけています。つけなくても空力的にはほとんど変わらないというデータも出ているんですが、乗りやすい姿勢で乗った方がパワーを発揮できるので。サドルはPower Saddle、ホイールはCLX50、ヘルメットはEvadeです。

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——トライアスロンをやる前のバックグラウンドは?

子供の頃から大学まで水泳をやっていました。そして15歳からランニングも始めました。初トライアスロンは2007年。父と一緒に出たんです。スイムはプール、バイクは20kmぐらい、そしてランは5kmという小さなレースを、父の日に何度か一緒に出てました。当時の私にとってトライアスロンは、父と一緒に楽しむスポーツでした。

プロデビューは2013年。きっかけはUSAトライアスロンからのスカウト。そう、あのグウェン・ジョーゲンセンも輩出した発掘プログラムです。このプログラムは多くの強い女子選手を出しています。初期メンバーのグウェンが活躍してくれたことによって、さらに活性化され、予算も潤沢になりました。今ではスポーツの基盤として定着しています。

グウェン・ジョーゲンセンについて詳しく>

——2020年東京への準備は始まっていますか?

既に照準はオリンピックに合わせています。まずは出場権を得るところからですね。8月にお台場で行われるテストイベントは、アメリカの選考レースのひとつになっているので、そこでしっかり結果を残したいと思ってます。横浜でのレースが終わったら、滞在を延長して夫とお台場のレースコースを下見する予定なんです。今まで一度も走ったことのないコースなので、私にとって今回の情報収集は非常に重要。その後、アリゾナのフラッグスタッフでそのための高地トレーニングも予定しています。もちろん暑さ対策もやります。スーパーリーグトライアスロンでは一度、シンガポールでレースをしたことがあって、暑さと湿度は経験済みです。また、レース前の暑熱順化のプログラムも実行して臨みます。WTS第2戦のバミューダの時は、そのプログラムの一部を行ってから臨んだんです。


WTS第2戦のバミューダでも優勝を飾った。

——暑熱順化はどんな風に行うんですか?

厚着をしてトレッドミルで走り、その後サウナに20分入ってから2分休憩。それを2回繰り返すんです。サウナの代わりに熱いお風呂に20分顎まで浸かる、というパターンもあります。なかなかつらい我慢大会ですよ。私はただでさえトレッドミルが嫌いなので・・・。テストイベントに向けてもこれをやるべきかどうか、今コーチと相談中です。

 

コーチはバンサン・ルイ選手と同じくジョエル・フィリオール

——事前の準備がやはりキーですか?

事前準備は私が一番大切にしていることです。やれることはすべてやった、という気持ちになれるかどうかが重要。やり残したことはない、という状態でスタートラインに立ちたいんです。

We landed in California and practically went directly to the @iamspecialized headquarters in Morgan Hill to figure out what gains we can make on the bike. It was a well spent, enlightening day with @jfrank32 and Julie Bates. The morning started off getting a tune up on my bike fit. Then we were off to the Win Tunnel to test the fit, different positions, different bikes and different scenarios. We tested being in the drops, on the hoods and in the aero bars. We also tested aero bars versus no aero bars. And more subtle changes like arm position, head position and hand position. It was such a cool experience! It was so interesting seeing the numbers and data reflect where energy can be saved. Then even better when the Specialized crew translated all the data into Katie terms and told me what exactly that means for training and racing. One of my favorite parts was in the beginning when there was a graph projected on the ground in front of me. The graph reflected the amount of resistance and I got to just play around with different positions on my bike. Of course I made it my goal to try and get the bars as low as possible. It was fun (and entertaining) seeing the direct influence equipment and posture have on aerodynamics and how that impacted the lines on the graph. I don’t often like doing rides on trainers, but that was sure entertaining for me…so basically all I need is to invest in a Win Tunnel for our tiny house. So thankful to have such a great team of people behind me that are so invested in helping me to be the best I can be. I feel amazingly fortunate to get to be part of such an awesome company that really looks at every detail in order to optimize performance 💪🏻#iamspecialized #wintunnel 📸: @tzaferes

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横浜大会の前にWin Tunnelでテストを行うケイティ。ポジションの僅かな違いにおいてエアロ効果を検証できるのは選手の大きな力になっている。

——WTSのレースとオリンピックの準備の両立はどうやって?

WTSもオリンピックと無関係ではありません。今年もWTS全レースに出場する予定です。コーチと相談する中で、レースをいくつか飛ばすという案も出たのですが、私はレースが好きなので。また、レースこそもっとも有効な準備だと思うんです。さまざまなレース展開への対応力をつけるためにも、また、現在の自分の力を知るためにも。

——プレッシャーにはどう対処しているんですか?

準備をきちんとすることで、プレッシャーは軽減できると思っています。また、湧き上がってくる様々な感情に対する対処方法を身につけて、自信を呼び起こすためのメンタルトレーニングも取り入れています。結局、ナーバスになるのは、それだけ真剣だからなんです。こういう風に考えるようになったのは、リオオリンピックでの経験からです。当時は結果を気にするあまり、やるべき目の前のことに集中できなくなっていました。順位目標を持つことももちろん大事なんですが、フォーカスすべきなのは自分でコントロールできること。すなわちひとつひとつのプロセスなんです。

——シーズンを通して高いパフォーマンスを維持する秘訣は?

継続性、ですね。それと、レースの前と後にしっかりダウンタイムを取ること。練習を一切しないということではなく、抜く時は抜く、ハードに追い込む時は追い込む。ハードとイージーのメリハリです。私のイージーデイは本当にゆるいですよ。私専用のイージーメニューがあるくらいです。シーズンは長く、何度もピーキングしなくてはいけません。だから、調節が非常に大事になってくるんです。

——ご主人のトミーさんはITUのフォトグラファーだそうですね。

はい、ITUと私のスポンサー、ロカの専属カメラマン、およびソーシャルメディアコンテンツ担当として、レースを私と一緒に回っています。彼もトライアスリートなので、バイクでのコース下見につきあってもらったり、一緒にトレーニングもします。私がほとんど自宅にいない生活をしているので、一緒に過ごす道をみつけてくれてとてもありがたいし、心強いです。

——ありがとうございました。8月のお台場での活躍、楽しみにしています。

Photo:Tommy Zaferes.

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インタビュアー:東海林 美佳
一般女性誌からスポーツ誌まで幅広いジャンルで活躍するエディター&ライター。アイアンマンハワイをはじめ、海外レース、海外選手の取材を多数手がける。

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