帰ってきたレジェンド ハビエル・ゴメスが語る東京2020への想い Vol2

2019/08/22

帰ってきたレジェンド ハビエル・ゴメスが語る東京2020への想い Vol2

トライアスロン界の生けるレジェンドが、今シーズン再びITUサーキットに復帰。彼の見据える究極のゴールとは?

Vol.1の記事はこちらから>

—— これだけ長い間トップレベルで競技を続けることができている秘訣は?

まずは競技へのパッション。今も、日々モチベーションを持ちながらトレーニングをしているし、どんな練習でもベストを尽くそうと思って取り組んでいる。20年近くトライアスロンをやってきたけど、今でもこの競技が大好きだし、楽しんでいる。もうひとつ、大きな故障なくここまでこられたことは幸運だったね。もちろん身体のケアはすごく重視してるし、リカバリーにも注意を払っているよ。年齢を重ねるとリカバリーに時間がかかるようになるからね。そこで負のスパイラルに陥らないようにしないと。

—— リカバリーのためのルーティンなどはありますか?

マッサージ、バイクでの軽いスピニング、熱いシャワーを浴びてからリラックスしたり、ストレッチしたり。軽い運動もリカバリーには有効だ。まあ、普通のことだよ。

——若い選手にインタビューをすると、尊敬するアスリートとして必ずと言っていいほどあなたの名前が上がります。

それは嬉しいなあ。自分も昔はただの若手アスリートだった。僕にとってもロールモデルとしている憧れの選手がいて、インスピレーションをたくさんもらったからね。


2019年横浜トライアスロン  Photo:ⒸTommy Zaferes

——あなたのヒーローだった選手とは誰ですか?

何人かいるけど、サイモン・レッシングは僕がトライアスロンを始めた頃の大スターで、憧れだったね。僕のデビュー戦が彼の引退レースで、その1戦だけでも一緒にレースを戦えたことがすごく嬉しかった。もう一人、僕の最大のヒーローとも言えるのがイヴァン・ラーニャ。彼はスペイン初のワールドチャンピオンで、しかも僕の家から50kmほどしか離れていない町の出身で親近感もあった。一緒にトレーニングしたこともあったよ。当時はオーストラリア人がトライアスロン界を席巻していた時代だったんだけど、スペイン人だって勝てるっていうことを証明してくれたのは彼だ。スペイン人アスリートに希望をもたせてくれたパイオニアだね。

——あなたを敬愛する若い選手にアドバイスするとしたら?

一番大事なのは、各種目で基礎をしっかり身につけること。スイムのテクニック、バイクやランの基礎。14歳、15歳といった年齢では、年齢別で世界トップに立つことよりも、技術を身につけ、強い身体を作ることが先決。練習量を増やせば当然強くはなるけど、ベースができていない状態でそれをやっても、強さは一時的なものになってしまう。ハードなトレーニングは後まわしでいいんだよ。

——バイクについても教えてください。

どのバイク(笑)? Shiv、Venge、Tarmac、全部持ってるよ。

——まずはITU戦で使っているバイクを。

今はVenge。フラットなコースに適したバイクで、直線コースを高速走行するならTTバイクにも引けを取らないエアロ性能だね。それでいて、ターンやコーナーでのハンドリングも最高にいい。新しいVengeはコーナー後の立ち上がりの加速が抜群によくて、すごく気に入ってる。ディスクブレーキの制動力は非常にレスポンシブで集団走行に向いてるし、1人でアタックをかける時はエアロ性能の高さが生きる。サドルはPowerサドル。これは発売された時からずっと使ってるよ。すごく快適で気に入ってる。ヘルメットはEvade。アンジーにはガールフレンドの連絡先が入ってる。1人で乗りに行く時は安心だよね。

新しいVengeについて詳しく>
Vengeをオンラインストアでチェック>
Vengeが最も優れたエアロロードバイクとして認定!サイクルスポーツ『エアロロード大研究2019』はこちらから>

Power Saddleをチェックする>
Evade ll Helmetをチェックする>

ANGiセンサー付きヘルメットについて>
助けを呼ぶANGiセンサーヘルメットとスペシャライズドRideアプリについてのFAQ
 


2019年横浜トライアスロン  Photo:ⒸTommy Zaferes

——1人でトレーニングすることもあるんですか?

トレーニンググループには入っていないから、基本は1人。時々他のトライアスリートやサイクリストに声をかけて一緒に乗ることもあるけどね。1人のトレーングは集中できて効率がいいんだ。

——コナで使ったShivはどうでしたか?

とにかく速いバイクだね。特にハンドルまわりからフロントフォークにかけての剛性が非常に高くて、上り坂をスタンディングで乗っても安定感がある。エアロ性能も折り紙つきで、風洞実験の数値も前モデルから格段にアップしてるよね。Shivのよさは、ハイドレーションシステムや補給食を入れるための容器がすべてフレームに内蔵されていること。いくら風洞を使って空力性能を極限まで高めても、その外側にボトルを取り付けたら意味がなくなってしまうけど、Shivの場合は風洞実験で出た数値がそのままレースでも出せるんだ。

AERO IS EVERYTHING 新しいS-Works Shiv Discについて詳しく>
S-Works Shiv Discについて>
2020年モデルのShivをチェック>

2020年モデルのShivをチェック>

——風洞を使ってどんなことをするんですか?

自分がバイクに乗って、ヘルメットやシューズなどさまざまなエキップメントを装着しながら、いろんなポジションを試すんだ。1つ何かを変えるたびに1分漕いで、データを取る。それを繰り返して最適なポジションを導き出す。空力抵抗の数値ももちろん重要だけど、長時間快適に乗れるか、そして高いパワーが出せるかどうかもかなり重視する。何度も試して一番いい妥協点を見つけていく作業だね。

——数値やデータは重視する方?

情報はあるに越したことはないけど、それだけに頼るつもりはないよ。数値はあくまで参考値。最終的には自分のフィーリングが一番大事。あとはレース経験で養ってきた勘だよね。

——最後に、2020東京オリンピックに向けての意気込みを。

トライアスロンにおけるほとんどの目標は既に達成してきた。それについては誇りに思ってるよ。またITUサーキットに戻ってきた理由は、東京オリンピックに出て、いいレースをすること。既に銀メダルはロンドンでとっているので、やるならその上を目指したいよね。簡単じゃないのはわかってるけど、いつだって夢は大きく持つべきだ。プロセスひとつひとつにおいてベストを尽くし、本番で実力を十分に発揮できるように持っていく。ラッキーだったら勝てるだろうし、ラッキーじゃなかったらまた2位かもしれないし、27位かもしれない。それはわからないけど、大事なのは最大限の努力を注ぐこと。そうすれば、結果がどうであろうと自分がやってきたことに誇りが持てるはずだ。

——ありがとうございました。東京2020での活躍、楽しみにしています。

インタビュアー:東海林 美佳
一般女性誌からスポーツ誌まで幅広いジャンルで活躍するエディター&ライター。アイアンマンハワイをはじめ、海外レース、海外選手の取材を多数手がける。記事はこちらから>

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—— これだけ長い間トップレベルで競技を続けることができている秘訣は?

まずは競技へのパッション。今も、日々モチベーションを持ちながらトレーニングをしているし、どんな練習でもベストを尽くそうと思って取り組んでいる。20年近くトライアスロンをやってきたけど、今でもこの競技が大好きだし、楽しんでいる。もうひとつ、大きな故障なくここまでこられたことは幸運だったね。もちろん身体のケアはすごく重視してるし、リカバリーにも注意を払っているよ。年齢を重ねるとリカバリーに時間がかかるようになるからね。そこで負のスパイラルに陥らないようにしないと。

—— リカバリーのためのルーティンなどはありますか?

マッサージ、バイクでの軽いスピニング、熱いシャワーを浴びてからリラックスしたり、ストレッチしたり。軽い運動もリカバリーには有効だ。まあ、普通のことだよ。

——若い選手にインタビューをすると、尊敬するアスリートとして必ずと言っていいほどあなたの名前が上がります。

それは嬉しいなあ。自分も昔はただの若手アスリートだった。僕にとってもロールモデルとしている憧れの選手がいて、インスピレーションをたくさんもらったからね。


2019年横浜トライアスロン  Photo:ⒸTommy Zaferes

——あなたのヒーローだった選手とは誰ですか?

何人かいるけど、サイモン・レッシングは僕がトライアスロンを始めた頃の大スターで、憧れだったね。僕のデビュー戦が彼の引退レースで、その1戦だけでも一緒にレースを戦えたことがすごく嬉しかった。もう一人、僕の最大のヒーローとも言えるのがイヴァン・ラーニャ。彼はスペイン初のワールドチャンピオンで、しかも僕の家から50kmほどしか離れていない町の出身で親近感もあった。一緒にトレーニングしたこともあったよ。当時はオーストラリア人がトライアスロン界を席巻していた時代だったんだけど、スペイン人だって勝てるっていうことを証明してくれたのは彼だ。スペイン人アスリートに希望をもたせてくれたパイオニアだね。

——あなたを敬愛する若い選手にアドバイスするとしたら?

一番大事なのは、各種目で基礎をしっかり身につけること。スイムのテクニック、バイクやランの基礎。14歳、15歳といった年齢では、年齢別で世界トップに立つことよりも、技術を身につけ、強い身体を作ることが先決。練習量を増やせば当然強くはなるけど、ベースができていない状態でそれをやっても、強さは一時的なものになってしまう。ハードなトレーニングは後まわしでいいんだよ。

——バイクについても教えてください。

どのバイク(笑)? Shiv、Venge、Tarmac、全部持ってるよ。

——まずはITU戦で使っているバイクを。

今はVenge。フラットなコースに適したバイクで、直線コースを高速走行するならTTバイクにも引けを取らないエアロ性能だね。それでいて、ターンやコーナーでのハンドリングも最高にいい。新しいVengeはコーナー後の立ち上がりの加速が抜群によくて、すごく気に入ってる。ディスクブレーキの制動力は非常にレスポンシブで集団走行に向いてるし、1人でアタックをかける時はエアロ性能の高さが生きる。サドルはPowerサドル。これは発売された時からずっと使ってるよ。すごく快適で気に入ってる。ヘルメットはEvade。アンジーにはガールフレンドの連絡先が入ってる。1人で乗りに行く時は安心だよね。

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2019年横浜トライアスロン  Photo:ⒸTommy Zaferes

——1人でトレーニングすることもあるんですか?

トレーニンググループには入っていないから、基本は1人。時々他のトライアスリートやサイクリストに声をかけて一緒に乗ることもあるけどね。1人のトレーングは集中できて効率がいいんだ。

——コナで使ったShivはどうでしたか?

とにかく速いバイクだね。特にハンドルまわりからフロントフォークにかけての剛性が非常に高くて、上り坂をスタンディングで乗っても安定感がある。エアロ性能も折り紙つきで、風洞実験の数値も前モデルから格段にアップしてるよね。Shivのよさは、ハイドレーションシステムや補給食を入れるための容器がすべてフレームに内蔵されていること。いくら風洞を使って空力性能を極限まで高めても、その外側にボトルを取り付けたら意味がなくなってしまうけど、Shivの場合は風洞実験で出た数値がそのままレースでも出せるんだ。

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——風洞を使ってどんなことをするんですか?

自分がバイクに乗って、ヘルメットやシューズなどさまざまなエキップメントを装着しながら、いろんなポジションを試すんだ。1つ何かを変えるたびに1分漕いで、データを取る。それを繰り返して最適なポジションを導き出す。空力抵抗の数値ももちろん重要だけど、長時間快適に乗れるか、そして高いパワーが出せるかどうかもかなり重視する。何度も試して一番いい妥協点を見つけていく作業だね。

——数値やデータは重視する方?

情報はあるに越したことはないけど、それだけに頼るつもりはないよ。数値はあくまで参考値。最終的には自分のフィーリングが一番大事。あとはレース経験で養ってきた勘だよね。

——最後に、2020東京オリンピックに向けての意気込みを。

トライアスロンにおけるほとんどの目標は既に達成してきた。それについては誇りに思ってるよ。またITUサーキットに戻ってきた理由は、東京オリンピックに出て、いいレースをすること。既に銀メダルはロンドンでとっているので、やるならその上を目指したいよね。簡単じゃないのはわかってるけど、いつだって夢は大きく持つべきだ。プロセスひとつひとつにおいてベストを尽くし、本番で実力を十分に発揮できるように持っていく。ラッキーだったら勝てるだろうし、ラッキーじゃなかったらまた2位かもしれないし、27位かもしれない。それはわからないけど、大事なのは最大限の努力を注ぐこと。そうすれば、結果がどうであろうと自分がやってきたことに誇りが持てるはずだ。

——ありがとうございました。東京2020での活躍、楽しみにしています。

インタビュアー:東海林 美佳
一般女性誌からスポーツ誌まで幅広いジャンルで活躍するエディター&ライター。アイアンマンハワイをはじめ、海外レース、海外選手の取材を多数手がける。記事はこちらから>

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