RETUL FIT(リトュールフィット)体験<フィッティング編>

2020/02/27

RETUL FIT(リトュールフィット)体験<フィッティング編>

ロードレース観戦とライドを愛する一般ライダーがRETUL FITを受けてみると、どうなる?実際のフィッティングの流れ、前後の変化など、赤裸々にお伝えします!

はじめまして!北口圭介です。私はとにかくロードバイクが大好き!好きが高じて毎年ヨーロッパまでロードレースを観戦・取材しに行ったり、観戦講座イベントをさせてもらったりしています。

でもやっぱり、自分で乗るのが一番好きですね。学生時代は山岳部、30歳を過ぎてからはトレイルランニングに打ち込んで日本山岳耐久レース(ハセツネ)を含め多くのレースに参戦していました。膝を悪くしたこと(腸脛靭帯炎)がきっかけで40歳間近の2015年からロードバイクを始めましたが、山が好きなのは変わりません。
ロードバイクではレースに出場していませんが、毎週通っている関西の山を今よりも速く登りたくて、新車購入を機にRETÜL FITを受けてみることにしました。


トレイルランニングにハマっていた北口さん。今はロードバイクに夢中。

ペダリングを意識したり、良いと言われる機材を取り入れたり…これまで一通りのことは試してきたつもりです。でも、私はレースのプロでも機材のプロでもありません。我流であれこれ試すより一度プロにお任せした方がいいのでは、と思ったことがフィッティングを受けることを決めた一番の理由です。その方が自分のポジションに迷いがなくなっていいですよね。

ロードレースマニアとしては、ボーラ・ハンスグローエの選手や小林海選手がRETÜL FITを受けた記事を見て、プロが受けているフィッティングならきっとすごいはず!という期待感もありました。

BORA - hansgrohe x Specialized RETÜL FIT(リトゥール フィット)>
寿司ドラゴンこと小林 海(まりの)選手、スペシャライズドのRETÜL FITを体験!>

また、今回購入するのは油圧ディスクブレーキでエアロハンドルのロードバイク。一旦組み上げてしまうと、ステムやハンドルを交換するのは大変です。ならば先にフィッティングをして、そのポジションで組んでもらえばいい。RETÜL FITはバイク購入前にフィッティングを受けることができるので、その点も良かったですね。

S-Works プレミアムフィットについて詳しく>

さあ、普段は忙しく仕事に追われ、更に年齢による体力の衰えを感じ始めている私がRETÜL FITを受けてどう変わるのか?まずはフィッティング編をお届けします。

■「RETÜL FIT」とは
スペシャライズド独自のフィッティング、「RETÜL FIT」は人間工学に基づいた医学的な見地と、医療用グレードのLED受光器をもとにした3Dモーションキャプチャーによって精密に計測されるデータを高い次元で融合させたフィッティングメソッド。乗り手本人の関節の可動域や体のデータを計測した後、プロのフィッターとのコミュニケーションを通じて、より快適で、より高いパフォーマンスを発揮するバイクポジションを作り上げていく。

RETÜL FIT実施店舗をチェックする>
RETÜL FITについて詳しく>
RETÜL.comはこちらから>

■RETÜL FITの流れ【当日まで】:まずは申し込み


RETÜL FITを受けることを決めたら、まずは実施しているお店を探しましょう。私はスペシャライズド新宿で受けることにしました。フィットの所要時間は約2時間半〜3時間。完全予約制なので、事前の予約をお忘れなく!
今回私は新車購入前にフィッティングを申し込みました。もちろん購入後でもOKですが、最初にフィッティングを受けた方が自分に合ったハンドル幅やステム長を最初から選べるので、無駄な出費が発生しないと思います。
スペシャライズド以外のバイク持ち込みも大歓迎とのことなので、他社のバイクに乗っている皆さんも安心してご利用下さい。当日は普段乗る時に使うウェアとシューズを持ってきてくださいとのこと。また、途中まとまった時間ロードバイクを漕ぐパートがあるので、タオルと飲み物も準備 。ワクワクしながら当日を待ちます。

 

■RETÜL FITの流れ【当日】その@:インタビュー

いよいよ当日です。スペシャライズド新宿にはRETÜL FIT専用ルームがあり、そこでフィッティングを受けます。
ジャージに着替えて専用ルームに向かうと、今回フィッティングを担当してくれるフィッター、渡邊さんの姿が。まずはインタビューから始めていくようです。

フィッター渡邊店長のプロフィール

マウンテンバイク、トライアスロン、ロードレースとなんでもこなす、元MTBプロ選手。現役を退いてから自転車業界に入り、ロードバイクのみならずマウンテンバイク、トライアスロンバイクのフィッティングをマルチに行う。自転車に関わるトレーニングやコーチングの知識も豊富で、自転車にまつわる悩み事にも広く理解。ライダーに寄り添ったカウンセリングをしてくれるベテランフィッター。

普段のロードバイクの乗り方や今回のフィッティングで達成したいことなど、渡邊さんからの質問に答えていきます。早く実際のポジションをみてもらいたい気がしますが、渡邊さん曰く実はここが一番大事なところなのだとか。
フィッターはライダーの好みや目標に応じたポジション作りやアドバイスをするため、ライダーのことを沢山知りたいと思っています。よくわからない人は「おまかせ」でももちろん大丈夫。ですが「登り/平地を速く走りたい」「楽にロードバイクに乗りたい」「身体の痛みが気になる」などなど、少しでも気になることがある人は絶対に伝えた方がよいです。自分の乗り方やスタイルを素直に伝えましょう。その方がフィッターもフィッティングしやすいそうです。余裕があれば、当日までに自分の中で整理しておくと良いですね。


まずはインタビューから。フィッターの渡邊さんはとってもコミュニケーション上手。話が弾みます。

私の場合は、とにかく速く山を登れるようになることが目標。通っている山の距離や勾配を伝えて、実際に走った時のパワーメーターのデータもチェックしてもらいました。普段データを取っている人は是非みてもらいましょう!
渡邊さんからは1週間のライド時間や普段の生活スタイルについても質問をされました。仕事が忙しくてなかなか乗る時間が取れないことを伝えると、今のペースでも速くなるためにできることは沢山あります、と力強い言葉が!一方で、ロードバイクに乗る時間によって、その人がどこまで速くなるかもわかってしまうとのこと。多忙な私には辛い現実…

■RETÜL FITの流れ【当日】そのA:アセスメント

インタビューが終わると、次は体の柔軟性や可動域、バランスを確認していくパートに移ります。渡邊さんに言われる通りに体を伸ばしたり、曲げたり…私は体が硬いので、ちょっと恥ずかしかったです(笑)
しかし全ては今よりも速くなるため。最高のポジションを実現するには今の体の状態を正確にみてもらった方がいいので、頑張ったりせずにありのままの姿を見せましょう!ちなみに、サービス導入店の大半はフィッティングルームがセミプライベート空間になっているので、恥ずかしくないです。


渡邊さんと一緒に肩甲骨周りの可動域や柔軟性をチェック…体が硬いですね(笑)
「ありのままで大丈夫ですよ!バイクの方を体に合わせていくので」と渡邊さん。

さらに機材を使って座骨幅や足の裏のコンディションを計測していきますが、このあたりはさすがテクノロジーのスペシャライズドといった趣です。


サドルを選ぶ上で重要な座骨幅をチェック。ここは計測してもらわないと絶対にわからないところですね。


これは股関節の可動域を調べているところ。


足裏のアーチを計測。偏りがある場合はインソールでカバー可能。

■RETÜL FITそのB:フィット

いよいよ実際のポジションをみていくパートです。備え付けのMuveというバイクを使ってフィットをしていくのですが、その前に身体の動きを読み取る3Dモーションキャプチャーの機材を体に装着していきます。


3Dモーションキャプチャー計測機材。ジャージに付ける部分の粘着力は少し弱めなので、お気に入りのジャージが痛むようなことはありません。ただし、一張羅は避けたほうがいいでしょう。

3Dモーションキャプチャー計測機材を付けてMuveを漕ぐと、身体の動きが全てリアルタイムで計測されます。渡邊さんは手元のパソコンに転送されてくるデータと私の実際の姿を見比べながら、ペダルの漕ぎ方、ケイデンス、ハンドルの握り方やサドルの座り方など、あらゆるポイントを細かくチェックしていきます。


渡邊さんのパソコンの画面。ありとあらゆるデータ転送されていますね。右下のマッチ棒みたいな人型は私の動きに合わせて動きます。編注:ご本人の承諾を得て公開しています。

Muveは乗ったまま機材やポジションを変えていけるので、細かいフィーリングまで確認ができるのがいいですね。必要に応じてハンドルやサドルを取り換えながら調整を進めていきます。ここではそれなりの時間ペダルを漕ぎ続けることになるので、渡邊さん曰く「一番ハードなパート」。いい汗かきました!


Muveを漕いで、数値を確認して…の繰り返し。なんだかプロになった気分!テンション上がります。


サドルも色々試してみました。渡邊さんが素早く交換してくれるので、交換前との差を明確に感じることができます。

位置をミリ単位で調整してもらいながら自分の中でしっくり来るポジションを探していきます。
このあたりはオーダースーツなどと同じで、自分が一番クールにいられて力が出せるものを追求して作っていく楽しさがありますね。プロのフィッターが横でモニターしてくれているので、わからないことはすぐに質問して解決できるのもいい。
こうして、私のポジションが決まりました。時間をかけて渡邊さんと作り上げた自信作です!

■RETÜL FITそのC:フォローアップ

アセスメントとフィットで計測した数値を基に、インタビューで確認した目的に近づくことができるポジションが出来上がりました。「コーチングやトレーニングはそのまま持って帰ることはできませんが、フィッティングはバイクのポジションという確かな形で持って帰ってもらえるんです。それがフィッティングの良いところなんですよね」という渡邊さんの言葉通り、その場ですぐにサドル高やハンドル高などの数値をまとめたペーパーが貰えます。


10枚超にわたる詳細なレポートがその場でもらえます。上記画像は実際に私が受け取ったレポートの一部抜粋です。編注:ご本人の承諾を得て公開しております。

僕が持っている他のバイクもこの数値に合わせることで、今日完成したポジションと再現できるとのこと。私の持っている他のバイクも同じポジションに揃えられますね。


実走に向けて期待が高まります!

ここまで約3時間。プロのフィッターと一緒に自分の走りに向き合う、とても贅沢な時間でしたね。そして渡邊さんとのやり取りが楽しくて、あっという間でした。
さあ、新しいポジションの新車に乗った私の走りはどう変わるのか?次回、実走編にご期待下さい!

■フィッターからひとこと

ヒルクライムを主に楽しむスタイルとの事で、パワー不足改善やタイムアップが今回のフィットのゴールとなりました。ライディングのお悩みは言葉にならない事が多く、その瞬間に立ち会う事はできない為、パワーデータも参考にさせて頂きました。 

アセスメント(身体計測)より股関節の柔軟性に制約があるライダーだったので、下腿が滑らかに稼働するポジションをMuve(フィットマシン)を使い、丁寧にベストなポジションへ調整をいたしました。ヒルクライムをより楽しみやすくバイクの性能を合わせる難易度の高いテーマでしたが、北口さんが気持ちよく走れる調整を提案させていただきました。納車後、一緒にライドに行こう!とお誘いいただき、早くもライドをご一緒できる日が楽しみです。 

スペシャライズド新宿のフィッターはロードだけでなく、TTバイクやMTBのフィットを行える熟練フィッターが私を含め3人おります。直営店ならではの質の高いフィットサービスをご提供させていただきます、バイクにまつわるお悩みは、お気軽にフィットテクニシャンまでご相談ください。

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【著者紹介】
北口 圭介 (写真右)S-Works Vengeを持っていましたが、S-Works Venge Disc Sagan 7xモデルがあまりにもかっこよくて思わず2台目を買ってしまいました。S-Worksマニアです。
池田 綾(アヤフィリップ) ※文章協力
サイクリングライター。次回新車を迎え入れる時(いつ?)はRETÜL FITを受けることを決意。

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ライド中の足裏の疲れやしびれにお悩みなら、、、 カスタムフットベッドのすすめ(2018年10月4日)
教えてSBCU先生! BODY GEOMETRY FITの公認フィットツール「RETÜL」って何ですか?(2017年1月17日)

2020/02/27

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ロードレース観戦とライドを愛する一般ライダーがRETUL FITを受けてみると、どうなる?実際のフィッティングの流れ、前後の変化など、赤裸々にお伝えします!

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はじめまして!北口圭介です。私はとにかくロードバイクが大好き!好きが高じて毎年ヨーロッパまでロードレースを観戦・取材しに行ったり、観戦講座イベントをさせてもらったりしています。

でもやっぱり、自分で乗るのが一番好きですね。学生時代は山岳部、30歳を過ぎてからはトレイルランニングに打ち込んで日本山岳耐久レース(ハセツネ)を含め多くのレースに参戦していました。膝を悪くしたこと(腸脛靭帯炎)がきっかけで40歳間近の2015年からロードバイクを始めましたが、山が好きなのは変わりません。
ロードバイクではレースに出場していませんが、毎週通っている関西の山を今よりも速く登りたくて、新車購入を機にRETÜL FITを受けてみることにしました。


トレイルランニングにハマっていた北口さん。今はロードバイクに夢中。

ペダリングを意識したり、良いと言われる機材を取り入れたり…これまで一通りのことは試してきたつもりです。でも、私はレースのプロでも機材のプロでもありません。我流であれこれ試すより一度プロにお任せした方がいいのでは、と思ったことがフィッティングを受けることを決めた一番の理由です。その方が自分のポジションに迷いがなくなっていいですよね。

ロードレースマニアとしては、ボーラ・ハンスグローエの選手や小林海選手がRETÜL FITを受けた記事を見て、プロが受けているフィッティングならきっとすごいはず!という期待感もありました。

BORA - hansgrohe x Specialized RETÜL FIT(リトゥール フィット)>
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また、今回購入するのは油圧ディスクブレーキでエアロハンドルのロードバイク。一旦組み上げてしまうと、ステムやハンドルを交換するのは大変です。ならば先にフィッティングをして、そのポジションで組んでもらえばいい。RETÜL FITはバイク購入前にフィッティングを受けることができるので、その点も良かったですね。

S-Works プレミアムフィットについて詳しく>

さあ、普段は忙しく仕事に追われ、更に年齢による体力の衰えを感じ始めている私がRETÜL FITを受けてどう変わるのか?まずはフィッティング編をお届けします。

■「RETÜL FIT」とは
スペシャライズド独自のフィッティング、「RETÜL FIT」は人間工学に基づいた医学的な見地と、医療用グレードのLED受光器をもとにした3Dモーションキャプチャーによって精密に計測されるデータを高い次元で融合させたフィッティングメソッド。乗り手本人の関節の可動域や体のデータを計測した後、プロのフィッターとのコミュニケーションを通じて、より快適で、より高いパフォーマンスを発揮するバイクポジションを作り上げていく。

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■RETÜL FITの流れ【当日まで】:まずは申し込み


RETÜL FITを受けることを決めたら、まずは実施しているお店を探しましょう。私はスペシャライズド新宿で受けることにしました。フィットの所要時間は約2時間半〜3時間。完全予約制なので、事前の予約をお忘れなく!
今回私は新車購入前にフィッティングを申し込みました。もちろん購入後でもOKですが、最初にフィッティングを受けた方が自分に合ったハンドル幅やステム長を最初から選べるので、無駄な出費が発生しないと思います。
スペシャライズド以外のバイク持ち込みも大歓迎とのことなので、他社のバイクに乗っている皆さんも安心してご利用下さい。当日は普段乗る時に使うウェアとシューズを持ってきてくださいとのこと。また、途中まとまった時間ロードバイクを漕ぐパートがあるので、タオルと飲み物も準備 。ワクワクしながら当日を待ちます。

 

■RETÜL FITの流れ【当日】その@:インタビュー

いよいよ当日です。スペシャライズド新宿にはRETÜL FIT専用ルームがあり、そこでフィッティングを受けます。
ジャージに着替えて専用ルームに向かうと、今回フィッティングを担当してくれるフィッター、渡邊さんの姿が。まずはインタビューから始めていくようです。

フィッター渡邊店長のプロフィール

マウンテンバイク、トライアスロン、ロードレースとなんでもこなす、元MTBプロ選手。現役を退いてから自転車業界に入り、ロードバイクのみならずマウンテンバイク、トライアスロンバイクのフィッティングをマルチに行う。自転車に関わるトレーニングやコーチングの知識も豊富で、自転車にまつわる悩み事にも広く理解。ライダーに寄り添ったカウンセリングをしてくれるベテランフィッター。

普段のロードバイクの乗り方や今回のフィッティングで達成したいことなど、渡邊さんからの質問に答えていきます。早く実際のポジションをみてもらいたい気がしますが、渡邊さん曰く実はここが一番大事なところなのだとか。
フィッターはライダーの好みや目標に応じたポジション作りやアドバイスをするため、ライダーのことを沢山知りたいと思っています。よくわからない人は「おまかせ」でももちろん大丈夫。ですが「登り/平地を速く走りたい」「楽にロードバイクに乗りたい」「身体の痛みが気になる」などなど、少しでも気になることがある人は絶対に伝えた方がよいです。自分の乗り方やスタイルを素直に伝えましょう。その方がフィッターもフィッティングしやすいそうです。余裕があれば、当日までに自分の中で整理しておくと良いですね。


まずはインタビューから。フィッターの渡邊さんはとってもコミュニケーション上手。話が弾みます。

私の場合は、とにかく速く山を登れるようになることが目標。通っている山の距離や勾配を伝えて、実際に走った時のパワーメーターのデータもチェックしてもらいました。普段データを取っている人は是非みてもらいましょう!
渡邊さんからは1週間のライド時間や普段の生活スタイルについても質問をされました。仕事が忙しくてなかなか乗る時間が取れないことを伝えると、今のペースでも速くなるためにできることは沢山あります、と力強い言葉が!一方で、ロードバイクに乗る時間によって、その人がどこまで速くなるかもわかってしまうとのこと。多忙な私には辛い現実…

■RETÜL FITの流れ【当日】そのA:アセスメント

インタビューが終わると、次は体の柔軟性や可動域、バランスを確認していくパートに移ります。渡邊さんに言われる通りに体を伸ばしたり、曲げたり…私は体が硬いので、ちょっと恥ずかしかったです(笑)
しかし全ては今よりも速くなるため。最高のポジションを実現するには今の体の状態を正確にみてもらった方がいいので、頑張ったりせずにありのままの姿を見せましょう!ちなみに、サービス導入店の大半はフィッティングルームがセミプライベート空間になっているので、恥ずかしくないです。


渡邊さんと一緒に肩甲骨周りの可動域や柔軟性をチェック…体が硬いですね(笑)
「ありのままで大丈夫ですよ!バイクの方を体に合わせていくので」と渡邊さん。

さらに機材を使って座骨幅や足の裏のコンディションを計測していきますが、このあたりはさすがテクノロジーのスペシャライズドといった趣です。


サドルを選ぶ上で重要な座骨幅をチェック。ここは計測してもらわないと絶対にわからないところですね。


これは股関節の可動域を調べているところ。


足裏のアーチを計測。偏りがある場合はインソールでカバー可能。

■RETÜL FITそのB:フィット

いよいよ実際のポジションをみていくパートです。備え付けのMuveというバイクを使ってフィットをしていくのですが、その前に身体の動きを読み取る3Dモーションキャプチャーの機材を体に装着していきます。


3Dモーションキャプチャー計測機材。ジャージに付ける部分の粘着力は少し弱めなので、お気に入りのジャージが痛むようなことはありません。ただし、一張羅は避けたほうがいいでしょう。

3Dモーションキャプチャー計測機材を付けてMuveを漕ぐと、身体の動きが全てリアルタイムで計測されます。渡邊さんは手元のパソコンに転送されてくるデータと私の実際の姿を見比べながら、ペダルの漕ぎ方、ケイデンス、ハンドルの握り方やサドルの座り方など、あらゆるポイントを細かくチェックしていきます。


渡邊さんのパソコンの画面。ありとあらゆるデータ転送されていますね。右下のマッチ棒みたいな人型は私の動きに合わせて動きます。編注:ご本人の承諾を得て公開しています。

Muveは乗ったまま機材やポジションを変えていけるので、細かいフィーリングまで確認ができるのがいいですね。必要に応じてハンドルやサドルを取り換えながら調整を進めていきます。ここではそれなりの時間ペダルを漕ぎ続けることになるので、渡邊さん曰く「一番ハードなパート」。いい汗かきました!


Muveを漕いで、数値を確認して…の繰り返し。なんだかプロになった気分!テンション上がります。


サドルも色々試してみました。渡邊さんが素早く交換してくれるので、交換前との差を明確に感じることができます。

位置をミリ単位で調整してもらいながら自分の中でしっくり来るポジションを探していきます。
このあたりはオーダースーツなどと同じで、自分が一番クールにいられて力が出せるものを追求して作っていく楽しさがありますね。プロのフィッターが横でモニターしてくれているので、わからないことはすぐに質問して解決できるのもいい。
こうして、私のポジションが決まりました。時間をかけて渡邊さんと作り上げた自信作です!

■RETÜL FITそのC:フォローアップ

アセスメントとフィットで計測した数値を基に、インタビューで確認した目的に近づくことができるポジションが出来上がりました。「コーチングやトレーニングはそのまま持って帰ることはできませんが、フィッティングはバイクのポジションという確かな形で持って帰ってもらえるんです。それがフィッティングの良いところなんですよね」という渡邊さんの言葉通り、その場ですぐにサドル高やハンドル高などの数値をまとめたペーパーが貰えます。


10枚超にわたる詳細なレポートがその場でもらえます。上記画像は実際に私が受け取ったレポートの一部抜粋です。編注:ご本人の承諾を得て公開しております。

僕が持っている他のバイクもこの数値に合わせることで、今日完成したポジションと再現できるとのこと。私の持っている他のバイクも同じポジションに揃えられますね。


実走に向けて期待が高まります!

ここまで約3時間。プロのフィッターと一緒に自分の走りに向き合う、とても贅沢な時間でしたね。そして渡邊さんとのやり取りが楽しくて、あっという間でした。
さあ、新しいポジションの新車に乗った私の走りはどう変わるのか?次回、実走編にご期待下さい!

■フィッターからひとこと

ヒルクライムを主に楽しむスタイルとの事で、パワー不足改善やタイムアップが今回のフィットのゴールとなりました。ライディングのお悩みは言葉にならない事が多く、その瞬間に立ち会う事はできない為、パワーデータも参考にさせて頂きました。 

アセスメント(身体計測)より股関節の柔軟性に制約があるライダーだったので、下腿が滑らかに稼働するポジションをMuve(フィットマシン)を使い、丁寧にベストなポジションへ調整をいたしました。ヒルクライムをより楽しみやすくバイクの性能を合わせる難易度の高いテーマでしたが、北口さんが気持ちよく走れる調整を提案させていただきました。納車後、一緒にライドに行こう!とお誘いいただき、早くもライドをご一緒できる日が楽しみです。 

スペシャライズド新宿のフィッターはロードだけでなく、TTバイクやMTBのフィットを行える熟練フィッターが私を含め3人おります。直営店ならではの質の高いフィットサービスをご提供させていただきます、バイクにまつわるお悩みは、お気軽にフィットテクニシャンまでご相談ください。

RETÜL FIT実施店舗をチェックする>
RETÜL FITについて詳しく>
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【著者紹介】
北口 圭介 (写真右)S-Works Vengeを持っていましたが、S-Works Venge Disc Sagan 7xモデルがあまりにもかっこよくて思わず2台目を買ってしまいました。S-Worksマニアです。
池田 綾(アヤフィリップ) ※文章協力
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