Roubaix - 『北の地獄』を征したバイク

2020/04/27

Roubaix - 『北の地獄』を征したバイク

『北の地獄』を7度征したバイクについて、ドゥクーニンク・クイックステップのブログをご紹介いたします。

2020年4月12日(日)はサイクリングを愛する人なら誰もが、特にドゥクーニンク・クイックステップのファンが待ち望む特別な1日となっていたでしょう。今年のパリ-ルーベは、新型コロナウイルスの影響により、残念ながら延期となりました。

パリ-ルーベは、春のクラシックシーズンを代表するレース。その中で最も有名なワンデイレースかもしれません。砂埃や泥がこびりついた石畳の農道では、サイクリングの伝説が生まれます。脚に自信のある選手達が集い、フランス北部の過酷なルートで激闘を繰り広げるのです。そして、ドゥクーニンク・クイックステップと言えばこのレース。フィリップ・ジルベールが去年優勝するなど、有名なルーベのベロドロームで6度(ドゥクーニンク・クイックステップとして。Roubaixとしては7度。)の優勝を掴み取っています。パリ-ルーベの優勝者の名前ならスラスラと出てくる人がほとんどでしょうが、使用されるバイクについてご存知ですか?

「クラシックの女王」に最も愛されたバイク、新型Roubaix―パリ〜ルーベ2019

サイクリングはマシンやキットと特別な関係の上に成り立っており、同じ関係があるのは他のスポーツではモータースポーツくらいでしょう。チームは常に技術から優位性を得ようと奮闘しており、特にドゥクーニンク・クイックステップとスペシャライズドという特別なパートナー関係も同様であると言えます。私たちは互いに協力して、できる限り優れたバイクを開発し、先例のない成功を収めてきました。したがって、パリ-ルーベの過酷な区間や他のクラシックレースに現れる石畳にチームが立ち向かえるかどうかは、スペシャライズドが開発するバイクに懸かっています。

そのバイクというのがスペシャライズドのRoubaix。毎年進化を続ける中、この過酷なレースで過去15年間に7度も優勝を飾ってきました。Roubaixはよりスムーズな走りから、さらなる速さ、高い操作性、疲労の軽減効果を引き出すべく誕生。その走りは、3つの異なる要素からもたらされます。

まずはフレーム。カリフォルニア州モーガンヒルのスペシャライズド本社にある風洞実験施設Win Tunnelでテストされ、Tarmac SL6よりもエアロダイナミクスに優れています。

次はスペシャライズド独自のFuture Shock 2.0。ステアラーとステム周辺に組み込まれ、バイクではなくライダーを浮き上がらせる油圧ダンパーは上下に20mm動きます。この新しいシステムは、コンプレッション(沈み側)とリバウンド(伸び側)を同時に制御するオイルポートを備え、ステム上に配置されたダイヤルから、走行中にショックの動きのオンオフを切り替えできます。

最後は、フレームのエアロ形状と一致させたD字断面の新しいPavé シートポスト。しなることで路面からの突き上げやバンプを吸収します。このシートポストがフロント側と同程度のコンプライアンスをリア側に与え、よりスムーズに速く走れます。

スペシャライズドは2019年のレースでの優勝前に、チームメカニックのニコラス・クースマンズとカート・ルース、そして技術開発ディレクターのリカルド・シャイデッカーと協力して、チームライダーに最適のセットアップを探しました。最初のテストを行ったのは2018年8月。数名のチームライダーがレースの勝敗を決めることもある石畳の名所カルフール・ドゥ・ラルブルを訪れました。現地でFuture Shock2.0の実力を徹底的に試し、ライダーたちから石畳を実際に走ってみての効率や操作性に関するフィードバックを集めました。チームはこの時点でFuture Shock2.0の実戦投入を堅く決めており、他では得られないメリットを得られると信じていたため、スペシャライズドと共にニューマシンの開発に着手しました。

2019年2月にさらなるテストを行い、続いてレース直前の金曜日にアランベールの森からルーベのベロドロームまで、最終調整を兼ねたライドを実施。Future Shock2.0のセッティングを煮詰め、Pavé シートポストと薄型でズレない新型クランプが快適性とコントロール性を高めることを確認しました。

最後の微調整はレース前日に行いました。このとき、チームは大きな達成感に包まれていました。この最終テストの間でさえ、さらなる発見があったからです。タイヤの空気圧に詳しいカートは、新しいセットアップによってタイヤをより高圧にセットできることを確認しました。これまでは、タイヤを低圧にセットすることで、でこぼこの路面からの衝撃をより多く吸収できるとされていました。しかし、振動吸収に優れたこの新システムがあれば、タイヤをはるかに高圧にセットして、パワーをより効率よく伝達できるようになるのです。

開発とテストに数ヶ月分の時間と労力をかけた結果、ドゥクーニンク・クイックステップとスペシャライズドはその2019年4月の日曜日に2名のライダーを表彰台に上がらせ、『北の地獄』で圧倒的な強さを見せつけました。しかも、両者にとって特別なこの1日は、チームの700回目の優勝記念日でもありました。

新型Roubaixについて詳しく>
オンラインストアで新型Roubaixをチェックする>
新型Roubaix開発者ジョン・コルドバさんにインタビュ―>


 

Specialized Roubaix – The bike that conquered “The Hell of the North”より。

Photo: ©Cycling Images/ ©Tim De Waele / ©Getty Images

関連記事:
ロードレース観戦基本のキ B実際にレースを観てみよう!後(2020年4月10日)
ロードレース観戦基本のキ B実際にレースを観てみよう!前編(2020年4月10日)
ロードレース観戦基本のキ Aどんなレースがあるの?(2020年3月19日)
ロードレース観戦基本のキ @ロードレースって、一体何をしているの?(2020年3月11日)
「クラシックの女王」に最も愛されたバイク、新型Roubaix―パリ〜ルーベ2019(2019年4月19日)

2020/04/27

Roubaix - 『北の地獄』を征したバイク

『北の地獄』を7度征したバイクについて、ドゥクーニンク・クイックステップのブログをご紹介いたします。

Roubaix - 『北の地獄』を征したバイク

2020年4月12日(日)はサイクリングを愛する人なら誰もが、特にドゥクーニンク・クイックステップのファンが待ち望む特別な1日となっていたでしょう。今年のパリ-ルーベは、新型コロナウイルスの影響により、残念ながら延期となりました。

パリ-ルーベは、春のクラシックシーズンを代表するレース。その中で最も有名なワンデイレースかもしれません。砂埃や泥がこびりついた石畳の農道では、サイクリングの伝説が生まれます。脚に自信のある選手達が集い、フランス北部の過酷なルートで激闘を繰り広げるのです。そして、ドゥクーニンク・クイックステップと言えばこのレース。フィリップ・ジルベールが去年優勝するなど、有名なルーベのベロドロームで6度(ドゥクーニンク・クイックステップとして。Roubaixとしては7度。)の優勝を掴み取っています。パリ-ルーベの優勝者の名前ならスラスラと出てくる人がほとんどでしょうが、使用されるバイクについてご存知ですか?

「クラシックの女王」に最も愛されたバイク、新型Roubaix―パリ〜ルーベ2019

サイクリングはマシンやキットと特別な関係の上に成り立っており、同じ関係があるのは他のスポーツではモータースポーツくらいでしょう。チームは常に技術から優位性を得ようと奮闘しており、特にドゥクーニンク・クイックステップとスペシャライズドという特別なパートナー関係も同様であると言えます。私たちは互いに協力して、できる限り優れたバイクを開発し、先例のない成功を収めてきました。したがって、パリ-ルーベの過酷な区間や他のクラシックレースに現れる石畳にチームが立ち向かえるかどうかは、スペシャライズドが開発するバイクに懸かっています。

そのバイクというのがスペシャライズドのRoubaix。毎年進化を続ける中、この過酷なレースで過去15年間に7度も優勝を飾ってきました。Roubaixはよりスムーズな走りから、さらなる速さ、高い操作性、疲労の軽減効果を引き出すべく誕生。その走りは、3つの異なる要素からもたらされます。

まずはフレーム。カリフォルニア州モーガンヒルのスペシャライズド本社にある風洞実験施設Win Tunnelでテストされ、Tarmac SL6よりもエアロダイナミクスに優れています。

次はスペシャライズド独自のFuture Shock 2.0。ステアラーとステム周辺に組み込まれ、バイクではなくライダーを浮き上がらせる油圧ダンパーは上下に20mm動きます。この新しいシステムは、コンプレッション(沈み側)とリバウンド(伸び側)を同時に制御するオイルポートを備え、ステム上に配置されたダイヤルから、走行中にショックの動きのオンオフを切り替えできます。

最後は、フレームのエアロ形状と一致させたD字断面の新しいPavé シートポスト。しなることで路面からの突き上げやバンプを吸収します。このシートポストがフロント側と同程度のコンプライアンスをリア側に与え、よりスムーズに速く走れます。

スペシャライズドは2019年のレースでの優勝前に、チームメカニックのニコラス・クースマンズとカート・ルース、そして技術開発ディレクターのリカルド・シャイデッカーと協力して、チームライダーに最適のセットアップを探しました。最初のテストを行ったのは2018年8月。数名のチームライダーがレースの勝敗を決めることもある石畳の名所カルフール・ドゥ・ラルブルを訪れました。現地でFuture Shock2.0の実力を徹底的に試し、ライダーたちから石畳を実際に走ってみての効率や操作性に関するフィードバックを集めました。チームはこの時点でFuture Shock2.0の実戦投入を堅く決めており、他では得られないメリットを得られると信じていたため、スペシャライズドと共にニューマシンの開発に着手しました。

2019年2月にさらなるテストを行い、続いてレース直前の金曜日にアランベールの森からルーベのベロドロームまで、最終調整を兼ねたライドを実施。Future Shock2.0のセッティングを煮詰め、Pavé シートポストと薄型でズレない新型クランプが快適性とコントロール性を高めることを確認しました。

最後の微調整はレース前日に行いました。このとき、チームは大きな達成感に包まれていました。この最終テストの間でさえ、さらなる発見があったからです。タイヤの空気圧に詳しいカートは、新しいセットアップによってタイヤをより高圧にセットできることを確認しました。これまでは、タイヤを低圧にセットすることで、でこぼこの路面からの衝撃をより多く吸収できるとされていました。しかし、振動吸収に優れたこの新システムがあれば、タイヤをはるかに高圧にセットして、パワーをより効率よく伝達できるようになるのです。

開発とテストに数ヶ月分の時間と労力をかけた結果、ドゥクーニンク・クイックステップとスペシャライズドはその2019年4月の日曜日に2名のライダーを表彰台に上がらせ、『北の地獄』で圧倒的な強さを見せつけました。しかも、両者にとって特別なこの1日は、チームの700回目の優勝記念日でもありました。

新型Roubaixについて詳しく>
オンラインストアで新型Roubaixをチェックする>
新型Roubaix開発者ジョン・コルドバさんにインタビュ―>


 

Specialized Roubaix – The bike that conquered “The Hell of the North”より。

Photo: ©Cycling Images/ ©Tim De Waele / ©Getty Images

関連記事:
ロードレース観戦基本のキ B実際にレースを観てみよう!後(2020年4月10日)
ロードレース観戦基本のキ B実際にレースを観てみよう!前編(2020年4月10日)
ロードレース観戦基本のキ Aどんなレースがあるの?(2020年3月19日)
ロードレース観戦基本のキ @ロードレースって、一体何をしているの?(2020年3月11日)
「クラシックの女王」に最も愛されたバイク、新型Roubaix―パリ〜ルーベ2019(2019年4月19日)

CALENDAR/カレンダー

<< 2020年10月 >>

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

TAG/タグ

TAG/タグ