いかなるトレイルも手なずける新しいStumpjumper EVO登場
新型SJ EVOなら、テクニカルな地形から、高いバームのあるバイクパークのようなトレイルまで、思い通り。もうあなたを止めるものはありません。
MTB展示試乗会 Trail Days 2020開催
10月31日(土)-11月1日(日)にフォレストバイク拡張フィールド小田原市いこいの森でマウンテンバイク展示試乗会「Trail Days 2020」を開催します。最新のマウンテンバイクを試乗いただけます。
マウンテンバイクの黄金時代にトレイルライドできる私たちは、実に幸運。さまざまなスタイルのトレイルが整備され、今まで以上に多くのトレイルにアクセスでき、これまでに不可能と思われていたことにもどんどん挑戦できるほどライダーは進化しています。新しいStumpjumper EVOも、そんな現代のライダーのニーズを満たすべく進化しました。
今までになかった操作性、走破性、調整機能に加えて、期待を上回る登坂性能を備え、まっすぐに走ることすら難しい荒れたセクションから、ハイスピードのフロートレイル、大きなジャンプのセクションまでのあらゆるトレイルに対応しています。いかなる地形においても自在に操れるバイク。まるでハリケーンの中心にいるようにトレイルがどんなに荒れ出そうとあなたは平然と過ごせるのだから、そのすごさが伝わるでしょう。
ライダーがどんな走り方をしても、トレイルがどんな状況であっても、EVOは高い操作性と走破性を発揮します。そのあまりにも高い操作性から、今までに見えていなかったラインも見えてくるはず。また、誤ったラインを選んでしまっても、あたかもそれが本来通りたかったラインかのように走り、不意のドロップオフも安全に切り抜けられます。
スタイルに合わせて6種類*のサイズから選べるStumpjumper EVOは、先進的なトレイルジオメトリーの新基準となり、150mm トラベルでキビキビ上れるバイクとしては初めてとなるDH バイク並みの走破性を発揮します。と言うのも、コックピットにゆとりがあるため、トラクションやコーナリングの操作をバイクの中心という最高のポジションで行えるからです。また、低いBBハイト、寝かせたヘッドアングル、短めのフォークオフセットが荒れたセクションでの安定性を高めつつ、コーナーをバームに乗ったまますばやく曲がり、あるいはイン側を狙った直線的なターンも可能にします。そして、立たせたシートアングルがパワーを最大限に引き出し、上りではトラクションを掛けやすい位置で座れるようにします。さらに、短めのチェーンステーでヒラヒラと舞うように機敏に走れます。(*日本では4サイズ展開)
S-サイジングとは走り方に合わせたサイズ展開のことで、股下のサイズではなく、あなたの好みの走り方に基づいてフレームサイズを選べます。身長は同じでも、走り方の異なるライダーが2人いるとしましょう。バイクを振り回し、あちこちでフワリと飛ぶライダーは、小さめのサイズを選ぶとその走りをより楽しめます。ハイスピードで荒れたセクションに突っ込むのが好きなライダーは、大きめのサイズを選んでよりアグレッシブにかっ飛ばしましょう。サイズ選びは簡単で、S1からS6*までのサイズはこれまでの展開サイズと相関関係にあります。例えば、今までMサイズにお乗りの場合、S3がそれに相当するサイズです。ただし、よりクイックな走りをお求めなら、S2にサイズダウンするとよいでしょう。ハイスピードや荒れたセクションでの安定性が欲しいなら、S4にサイズアップしましょう。(*日本ではS1~S4までのサイズ展開)
究極のトレイルバイクであるには、どんな地形でもどんな走り方にも対応できるということです。これは、かなりの難題です。そこで、スペシャライズド史上もっとも調整域の広いジオメトリーを用意し、その最適解を提供します 。
BBハイト | ヘッドセットカップ | コメント |
High | SLACK | 荒れた急斜面に最適。ダウンヒルを猛スピードで下りたい場合にセットしましょう。高速域でのステアリング性は安定していますが、段差、木の根、岩などの多い路面とのクリアランスを十分に稼げます。 |
High | MIDDLE | もっともオールラウンドなセッティング。高速域では安定性が高く、低速域では機敏に走れます。まずはこのセッティングを試しましょう。*FACTORY SETTING |
High | STEEP | 路面が荒れ、ペダリング区間の多い平坦なトレイルに最適。低速域でのタイトなコーナーを簡単に曲がれます。 |
Low | SLACK | 荒れた急斜面に最適。ダウンヒルを猛スピードで下りたい場合にセットしましょう。高速域でのステアリング性能がもっとも安定しています。 |
Low | MIDDLE | コーナリングの安心感を高めたい場合に最適。あまり荒れていないトレイルを走る場合はまずこのセッティングを試しましょう。 |
Low | STEEP | ペダリング区間の多い平坦なトレイルや、障害物の少ないスムーズなジャンプトレイルに最適。フロートレイルに理想的です。 |
※表示されない場合は何度かリフレッシュしてください。
ヘッドアングルは、角度を3段階に設定できる偏心のヘッドセットカップを用いて63から65.5度まで調整できます。
段差の多い急斜面や低速のテクニカルな地形のどちらを走ろうとも、トレイル脇での調整にたった数分費やすだけで、走りたい地形にジオメトリーを合わせられます。
重心を下げ、安定性を向上させるため、EVOのBBハイトは低めに設定されています。しかし、ホルストリンクのチップの向きを変えるだけで、BBハイトをさらに7o下げることができます。
マレットは最近の流行り。と言っても、髪型のことではなく、フロント29インチ、リア27.5インチの前後異径ホイールのことです。フロントに大きいホイールを使うとトラクションと安定性を高められ、リアに小さいホイールを使うと機敏さが高まり、また、腰を後方に引いてもウェアの股下がリアタイヤに引っ掛からず、急斜面や段差で走りやすくなります。EVOでは、アフターマーケットで27.5インチ用のショックリンクを用意して
EVOのフロント160mmとリア150mmのトラベルは、大きなドロップオフを飛んでもボトムアウトを感じることはなく、小さなバンプを巧みに吸収し、角のある大きなバンプの衝撃を巧みに吸収し、それでいてキビキビとしたペダリングや軽量バイク並みの登坂性能を可能にします。その動きのカギとなるのがスピードへの処方箋ともいえるRx Tuneです。
エンジニアや技術者からなるチームは、EVOのサスペンションが最高の性能を発揮するよう、その開発ではあらゆる面を取り上げました。フレームデザイン、数値測定、ホイールレート、スプリング曲線、シムのスタック、オイル粘度など、前後のサスペンションの細部に目を配り、最高かつバランスの取れたパフォーマンスを発揮するようチューニングし、バイクが体の下で消え去るような、心から安心できる操作性を得られるようにしたのです。
新型EVOのレバレッジレシオは、Enduroのリンク設計でのプログレッシブアプローチに由来します。これは、小さいバンプの反応性、ストローク中間域の踏ん張り、そして着地で大きい衝撃を受けたときのしなやかながら制御された踏ん張りの実現に欠かせません。このチューニングされたレバレッジレシオのおかげで、リンク設計に合わせたショックの調整が容易にできます。つまり、サスペンションはあなたのニーズ通りに動くので、あなたはしたい走りができるようになります。
新型EVOのレバレッジカーブはENDUROのものと似ており、ストローク全域でのバンプ制御に優れています。
新型EVOは、兄貴分のEnduroのキネマティクス(リンク設計)をヒントに、それと似たアクスル軌道を採用しています。アクスルは、初期1/3ストロークで後方へ軌跡をたどり、中間域では垂直に上ってから、前方へと弧を描きます。では、詳しく解説しましょう。初期ストロークの後方への軌道により、バンプと衝突したリアホイールは後方へ揺れ動くため、引っかかり抵抗が減り、スピードを維持できます。さらにストロークしていくと、その状態でペダリングすることはまずないのですが、アクスルの軌道が前方へ移動し、チェーンがペダリングにより引っ張られる力を緩和できるため、サスペンションはトレイルからの突き上げに応じて独立して沈み込むことができます。
大きな障害物を乗り越える際のパフォーマンスを最大化するため、アクスルの軌道は、まず後方に弧を描き低速での引っかかり抵抗を減らしてから、前方に向かってチェーンの引っ張りを緩めます。
硬すぎず、柔らかすぎず、ちょうどよい乗り味を実現しました。フレームを硬くするのは簡単ですが、トレイルでの乗り心地も高まるかと言えば、そうではありません。そこで、あらかじめある程度のコンプライアンス(振動吸収性)を持たせて、フレームを作製しました。EVOのフレームは、サイドアームデザインを採用しています。トップチューブからシートチューブへと伸びた、リアショック右側の左右非対称な構造が見えますか? これがそのサイドアームです。EVOのフレームの一部であり、ねじれを最小限に抑え、フレームのフロントとリアを一体化させる独特の感覚をもたらします。サイドアームデザインにより、求められるライドクオリティーが得られるだけでなく、フレームの素材量を最小限にしながら、強度に優れ、機敏で、格別に軽いバイクができあがります。
Rider-First Engineered™とは、すべてのサイズにおいて、剛性、重量、ライドクオリティーのバランスを最高レベルで得られるようにし、どのライダーも究極のトレイルライドを体感できるようにするプロセスのこと。フレームのありとあらゆる部位に掛かる力をすべてのサイズでデータ化したのち、実際にトレイルに出向いてコーナー、ジャンプ、ラフなセクションを激しく攻めて走ることで、その性能を確かめています。
EVOのSWAT™ ドアは、カーボンファイバーで作られた空間を構造的に有効利用した傑作です。クリップを解除してボトルゲージを引っ張るだけで、簡単にダウンチューブ内の空間に設けられたストレージにアクセスできます。容量は前モデルに比べ15%増え、付属する専用設計のSWAT™ Bladderに22オンス(650ml)の飲み物を入れて持ち運べるようになりました。チューブやレインジャケット、あるいは折り畳んだ数切れのピザやバナナ数本も入れられます。カーボンファイバーのレイアップを必要な部位に必要な分だけ用いて作っているため、フレームの強度や剛性を一切犠牲にすることなく、出し入れしやすいストレージを設計できました。
Stumpjumper EVOは、 幅広い路面に適したEliminatorとButcherの組み合わせを標準装備します。リアのEliminatorはアグレッシブながら転がり抵抗に優れたタイヤ。T7 コンパウンドを採用し、耐久性、タフさ、コントロール性を高めます。フロントにはノブの大きめなButcherを採用。グリップ力に優れたT9 コンパウンドが、確かなトラクションと予測しやすい反発力をもたらし、細かいバンプの衝撃を和らげます。まさに、トレイルに吸い付く走りを得られるのです。
サイドアームデザインはフレームの軽量化に貢献するだけでなく、ペダリングに適したリンク設計とペダリング効率の良いジオメトリーを可能にします。すべては下るためにあるのですから、上りで疲れてしまうようなバイクは究極のトレイルバイクと呼べません。
率直にいって、重量は大切です。アグレッシブなタイヤやタフなコンポーネントの重量は増えるばかり。それでも、坂を上らなくてはなりません。上り坂では、余計な重さが背中を引っ張っているように感じることもあるでしょう。EVOのフレームは2,750g*と、重量面では一切手が抜かれていません。このバイクで駆け抜けるセクションに必要なパフォーマンスを考えると、これがもっとも軽い重量となります。各モデルには、可能な限り軽く、パフォーマンスを最大限に引き出すコンポーネントを厳選して搭載させました。EVOは頂上まで上るのに十分軽いため、上りで疲れてダウンヒルでフラフラになることもなく、また、好きなだけ大胆に走れるほどタフなのです。
* リアショック、すべてのハードウェア、リンク、カーボンエクステンション、ダウンチューブおよびチェーンステーのモールドプロテクター、リアアクスル、シートクランプを含む、ペイント済みのS4 サイズのフレーム重量の実測値。
フロントエンド、リアエンド、そしてそれらをつなぐリンクに至るフレーム全体を一つとしてチューニングし、ペダリングでの横方向のたわみを最小限に抑え、漕いだ力を余すことなく推進力に変えられるようにしました。
立たせたシートチューブアングル、短めのフォークオフセット、前荷重気味の乗車姿勢により、パワフルに漕ぎやすく、上っている間は素早く軽快なステアリングを可能にします。EVOのペダリングしやすいジオメトリーは、上りで遅くなるという妥協を選ぶことなく、楽々と頂上まで行けるため、体力を温存して下りを存分に楽しめるようになります。
チェーンとチェーンステーが接触する音が消えてみて初めて、それがどれほどライドの質を下げていたか、そして静かなライドがどれほど素晴らしいかに気づくでしょう。専用設計のチェーンステープロテクターは、荒れた路面でチェーンがステーを打ち付ける音を消し去ります。無音のライドを楽しみましょう。
●S-Works Stumpjumper EVO Frame
MTB展示試乗会 Trail Days 2020開催
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