ロードレース世界選手権で選手が使った機材はこちら
ロードバイク乗り必見のUCIロード世界選手権2015は、ペテル・サガン(スロバキア)とリジー・アミステッド(イギリス)の男女優勝により閉幕しました。
スペシャライズドにとっては、3つの金メダル、4つの銀メダル、3つの銅メダルをサポート選手が獲得した、とても実りのある結果となりました。
ロードレース・エリート男女ともに、走行距離こそ違えど同一のコースレイアウト上での争い。周回ごとの獲得標高は103メートルと決して多くはありませんが、コーナーも多く、短くもパンチのある上りとテクニカルな下り、そして石畳セクションが選手を待ち受ける特徴的なコース。スピードはもちろん、コーナーリングや集団における位置取りといった戦術が問われました。
リッチモンド市街の中心に設定されたこのコースで勝ち、世界王者となったサガンとリジーの使用機材を見てみましょう。
ロードレース男子エリートを制したペテル・サガンが乗ったのが、こちらのS-Works Tarmac。スペシャルカラーに彩られたこのTarmac にはRoval CLX60 ホイールを装着。エアロダイナミックなCLX60 を使用し、高速巡航中にも脚をためることで、決死の逃げが決まったのでしょう。 また、スムースな舗装路から荒れた石畳の上り坂にも対応するために、S-Works Turbo タイヤ同様にデュアルコンパウンド・グリプトンや Blackbelt 耐パンクベルトなどから成る S-Works Turbo Tubular Allround タイヤ(国内未発売)を使用しました。
リジー・アミステッドが乗ったのは、彼女が所属するプロチーム「Boels Dolmans(ボエルス・ドルマンス)」のチームカラーに彩られた S-Works Amira。Tarmac 同様に幅広いコンディションで高いパフォーマンスを発揮する、軽量性、剛性、ハンドリングに優れた女子専用設計のレースバイクです。
リジーが Amira にセットしたサドルは Ruby。薄型でシンプルな形状により、軽量で汎用性に富む Rubyは週末の楽しいサイクリングからシリアスなレースまで対応する鉄板女子サドルのひとつです。
サガン、リジーともにヘルメットは S-Works Evade をチョイス。悪天候、決して高くない外気温と湿度、そしてレース中の平均時速が40q近くなることが予想されたため、エアロダイナミックな Evade を彼らをはじめ多くの選手が使用しました。Evade は、別のフラッグシップモデルである S-Works Prevail と比較した際、40キロを走った場合に46秒のタイム短縮が可能です。もちろん通気性も高く軽量、かつ細見でスタイリッシュな外観なので、 Evade をまだ手にとったことのない方は、ぜひチェックしてくださいね。
ちなみに、リジーはボエルス・ドルマンスカラーを、サガンは母国スロバキアの国旗をイメージした特別カラーのEvadeを着用しました。
Photo Miwa IIJIMA
2人をはじめスペシャライズドのサポート選手の多くが S-Works Roadシューズをはいて世界選手権に臨みました。サガンが使用したのはニューモデルのS-Works 6 Road シューズ。新素材のアッパーやかかとのホールド感を飛躍的に向上する PadLockヒール、Body Geometry 設計のフットベッドやソールなどが、ライダーの出力をあますことなく、さらに効率的にスピードに変えるのです。日本代表の新城幸也選手もこのシューズで世界選手権17位になりました。
リジーは女性専用設計の S-Works Roadシューズで出走。製品の特長や、設計思想は同様ですが、シューズの形状は男女それぞれに異なる身体的特徴を考慮して作っていますので、男性は男性もの、女性は女性ものを選んでくださいね。
レースで使う機材チョイスは、様々な要素が絡むので難しいですが、選ぶ過程もある意味楽しく、自転車ファンにとってたまらないところ。皆さまの必勝機材、ぜひスペシャライズドで見つけてくださいね。
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