RETUL FIT(リトゥールフィット)でトライアスロン世界最高峰レースに挑む(前編) トライアスリート孫崎虹奈がフィッティングを受けた理由

2020/01/22

RETUL FIT(リトゥールフィット)でトライアスロン世界最高峰レースに挑む(前編) トライアスリート孫崎虹奈がフィッティングを受けた理由

昨年アイアンマン台湾を制し、2020年のKONAスロットを獲得した孫崎虹奈さん。夢の舞台に向け、「RETUL FIT」を受けることになりました。

RETÜL FITは、最高の乗り心地を叶えるスペシャライズドのフィッティングブランドです。ライダー本人の身体の柔軟性、可動域、筋力のバランス、走行姿勢を正確にデータ収集・分析した上で、高いパフォーマンスが発揮できるようバイクを身体に合わせていきます。データ測定に活用しているのは、医療用グレードの LED受光器をもとにした3Dモーションキャプチャー。独自のデジタル技術による精度、データ保存性の高さ、身体の変化に合わせたフィッティングが可能になります。

今回初めてフィッティングに挑戦したまごちゃんこと孫崎さんに、やってみようと思ったきっかけや、実際の感想、トライアスリートならではのフィッティングの重要性について、話を伺いました。
 

RETÜL FITについて詳しく>
RETÜL.comはこちらから>

まごちゃんとは?
孫崎 虹奈(まごさき・にじな)1994年、大阪府生まれ。日本体育大学トライアスロン部出身。雑誌『Triathlon Lumina』のイベント担当。競技歴11年、競泳出身の強みを生かし指導も行う。『Lumina』「KONAチャレンジ」のメンバー兼サポートアスリート。2019年アイアンマン台湾で女子総合優勝を果たし、2020年のKONAスロット(出場権)を獲得。
まごちゃんについてもっと詳しく>

 
 

【KONAチャレンジって何?】
ロングディスタンス・トライアスロン(水泳3.8q/自転車180.2q/ランニング42.2km)の世界最高峰レースKONA(アイアンマン世界選手権)。トライアスリートなら誰もが憧れる夢舞台への出場を目指す、チャレンジ企画。これまで、どうしてもその夢には届かなかったトライアスリートが、KONA出場という超難関を突破するためには、どんなアプローチが必要なのか? プロジェクトリーダーの竹谷賢二さん(TK)とともに、世界中のどこでも体系立てた解説がなされていない、この壮大なテーマについて仮説を立て、選ばれたチャレンジアスリートたちが実地検証していくスペシャル・プロジェクトです。
KONAチャレンジについて詳しく>

―2019年10月のアイアンマン台湾で女子総合優勝。KONAスロットを手にしました。なぜ、このタイミングでフィッティングをしようと思ったのでしょう。

トライアスロン歴は11年ですが、ずっとオリンピック・ディスタンス(スイム1.5q、バイク40q、ラン10q)が専門でした。オリンピック・ディスタンスであれば、エリート(選手枠)はエイジ(年代別枠)とは違い、ドラフティングが認められています。人の後ろでどれだけ楽をできるかが勝負を左右するので、フィッティングしてポジションを固めるよりも、いろんな集団のペースに合わせて動ける自由さがあったの方がいいのかなと、勝手なイメージを持っていました。

ロング・ディスタンス(スイム3.8q、バイク180.2q、ラン42.2km)を始めたのは1年半前。所属しているLuminaで「KONAチャレンジ」プロジェクトが動き出し、誘われるままにメンバー入りしてしまいまして(笑)。ロングはドラフティング禁止なので、180qを一人で走り続けなくてはいけません。メンタルよりもフィジカル面で身体のあちこちが痛くなってしまい、「このままでは絶対にKONAに行けない」と危機感がありました。

2019年10月にアイアンマン台湾で優勝できたのですが、実は走りとしては目標に達していません。時速平均30qを目標にしていましたが、28qしか出せなかった。このままやっても伸びない。何か今までと違うことをしなくてはいけないと思ったとき、フィッティングをやるしかないと思い立ちました。

―バイクが身体に合っていない感覚があったのでしょうか。

そうですね。2019年6月にTT(タイムトライアル)バイクに初めて乗って、身体に慣らそうと試行錯誤している間に、10月のレースが来てしまった感じでした。

オリンピック・ディスタンスのときはずっとロードバイクだったので、そもそも乗車姿勢も違います。40qなので自転車に乗っている時間は1時間程度。誤魔化しがきくんです。でもロングは約6時間乗っているので、少しでも違和感があれば後半になるにつれどんどんつらくなってくる。少しでもラクにこぎ続けるポジションにいなければ、次のランにも響きます。TTバイクは、そもそもトライアスロンに特化したポジションで走れる設計ですので、100q地点あたりまでは、股関節周りも快適ですごくラクでした。でも、それ以上の距離になると上半身、とくに肩回りが重くなってきた。何かが合っていないんだろうなという感覚がありました。

―フィッティングについて予備知識はありましたか。

海外で活躍しているロードレースの選手がフィッティングを受けているのを聞いていました。現在、雑誌『Triathlon Lumina』のイベント担当をしているので、そこで自転車競技のトップ選手やコーチの話を聞く機会が多いんです。「プロがちゃんとやっているものを、自分はやっていない。速くならないのは当たり前だ」と思うようになりました。

日本体育大学時代に運動生理学を勉強していたので、人によってポジションが全然違うというのも知識としては知っていました。下手に自分でバイクを動かすより、自分の特徴を客観的に見てくれるフィッティングの専門家に任せようと思いました。


フィッターと相談しながら足底に合ったインソールに変える。

―RETÜL FITを選んだ理由とは。

自転車競技の選手が薦めてくれたからです。バイクのことはバイクに特化している方の意見を聞こうと思い、よく相談していました。「タイムが上がった」「姿勢がラクになった」という話を聞いて、期待が膨らんでいました。

当初は、乗っているバイクが他のブランドなので、スペシャライズドの「RETÜL FIT」は受けられないだろうと思っていました。どこのブランドでも可能だと知り、フィッティングを受けるハードルがぐっと下がりましたね。フィッティング当日までの間に、フィッターさんからバイクのサイズやポジションについて詳細な質問がきて、「そこまで詳しく測るんだ!」と驚かされました。RETÜL FIT上で、私のバイクをそのまま再現し、フィッティング結果のデータをもとに近くのバイクショップで調整ができる。バイクを持っていく必要がなく、クラウドのデータにいつでもアクセスできるのも便利だなと思いました。

―実際にRETÜL FITを受けて、変化を感じましたか。

クリートの位置、ペダルの角度、足首の角度と順番に合わせていくなかで、一つひとつが正しいところにはまっていく感覚がありました。「ここを合わせたら、次はこの部分の動きが変わってくる!」と、フィッティングしたすべてのパーツがつながっていく。フィッティングの順番も部位もすべて統一された基準があるそうで、科学されたプロの技術のすごさを実感しています。実際に、以前違和感があった肩回りは、格段にラクになりました。上半身が前に行き過ぎるクセがあったのですが、フィッティングでどんどん姿勢が変わっていき、肩と二の腕に疲れを感じなくなりました。自分がクセを治しているという感覚はなく、いつも通り走っているだけなのにバイクが自分に合ってくる感じ。実走でどれくらい感覚の違いを実感できるのか、とてもワクワクしています。

孫崎さんのフィッティングを担当したフィッター・佐藤さんの話

「RETÜL FITでは、フィット前に身体評価や可動域の確認、ケガの経歴などをヒアリングし、その後、ペダリングする様子を、モーションキャプチャーシステムを活用しリアルタイムで測定、データを収集します。フィッティングはあくまでも“今の自分の状態”にバイクを近づける行為。バイクに合わせて乗り方を変えるという、身体の開発ではありません。

フィッティング前に、背中が張る、腕がつらくなるといった症状を聞いていたので、孫崎さんの身体をバイクがきちんとサポートできていないのだろうと予想していました。腕に体重がかかるすぎる傾向がありましたが、今回のフィッティングで肩や腕に負担がいかないように調整できたと思います。

これからKONAに向けてさらにトレーニングを積んでいくと、数カ月後には身体の柔軟性、筋肉の付き方も変わってきます。歯医者さんの定期健診のように、走り方の変化に合わせてフィッティングができると理想的ですね」


RETÜL FITについて詳しく>
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【インタビュアー・筆者紹介】田中瑠子
ライター・編集者。スポーツからビジネスまで人物インタビューを多く手がける。2016年9月に九十九里トライアスロンでオリンピック・ディスタンスデビュー。クロールが苦手なため平泳ぎを貫き、無事完走。
田中さんの記事はこちらから>

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2020/01/22

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昨年アイアンマン台湾を制し、2020年のKONAスロットを獲得した孫崎虹奈さん。夢の舞台に向け、「RETUL FIT」を受けることになりました。

RETUL FIT(リトゥールフィット)でトライアスロン世界最高峰レースに挑む(前編) トライアスリート孫崎虹奈がフィッティングを受けた理由

RETÜL FITは、最高の乗り心地を叶えるスペシャライズドのフィッティングブランドです。ライダー本人の身体の柔軟性、可動域、筋力のバランス、走行姿勢を正確にデータ収集・分析した上で、高いパフォーマンスが発揮できるようバイクを身体に合わせていきます。データ測定に活用しているのは、医療用グレードの LED受光器をもとにした3Dモーションキャプチャー。独自のデジタル技術による精度、データ保存性の高さ、身体の変化に合わせたフィッティングが可能になります。

今回初めてフィッティングに挑戦したまごちゃんこと孫崎さんに、やってみようと思ったきっかけや、実際の感想、トライアスリートならではのフィッティングの重要性について、話を伺いました。
 

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まごちゃんとは?
孫崎 虹奈(まごさき・にじな)1994年、大阪府生まれ。日本体育大学トライアスロン部出身。雑誌『Triathlon Lumina』のイベント担当。競技歴11年、競泳出身の強みを生かし指導も行う。『Lumina』「KONAチャレンジ」のメンバー兼サポートアスリート。2019年アイアンマン台湾で女子総合優勝を果たし、2020年のKONAスロット(出場権)を獲得。
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【KONAチャレンジって何?】
ロングディスタンス・トライアスロン(水泳3.8q/自転車180.2q/ランニング42.2km)の世界最高峰レースKONA(アイアンマン世界選手権)。トライアスリートなら誰もが憧れる夢舞台への出場を目指す、チャレンジ企画。これまで、どうしてもその夢には届かなかったトライアスリートが、KONA出場という超難関を突破するためには、どんなアプローチが必要なのか? プロジェクトリーダーの竹谷賢二さん(TK)とともに、世界中のどこでも体系立てた解説がなされていない、この壮大なテーマについて仮説を立て、選ばれたチャレンジアスリートたちが実地検証していくスペシャル・プロジェクトです。
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―2019年10月のアイアンマン台湾で女子総合優勝。KONAスロットを手にしました。なぜ、このタイミングでフィッティングをしようと思ったのでしょう。

トライアスロン歴は11年ですが、ずっとオリンピック・ディスタンス(スイム1.5q、バイク40q、ラン10q)が専門でした。オリンピック・ディスタンスであれば、エリート(選手枠)はエイジ(年代別枠)とは違い、ドラフティングが認められています。人の後ろでどれだけ楽をできるかが勝負を左右するので、フィッティングしてポジションを固めるよりも、いろんな集団のペースに合わせて動ける自由さがあったの方がいいのかなと、勝手なイメージを持っていました。

ロング・ディスタンス(スイム3.8q、バイク180.2q、ラン42.2km)を始めたのは1年半前。所属しているLuminaで「KONAチャレンジ」プロジェクトが動き出し、誘われるままにメンバー入りしてしまいまして(笑)。ロングはドラフティング禁止なので、180qを一人で走り続けなくてはいけません。メンタルよりもフィジカル面で身体のあちこちが痛くなってしまい、「このままでは絶対にKONAに行けない」と危機感がありました。

2019年10月にアイアンマン台湾で優勝できたのですが、実は走りとしては目標に達していません。時速平均30qを目標にしていましたが、28qしか出せなかった。このままやっても伸びない。何か今までと違うことをしなくてはいけないと思ったとき、フィッティングをやるしかないと思い立ちました。

―バイクが身体に合っていない感覚があったのでしょうか。

そうですね。2019年6月にTT(タイムトライアル)バイクに初めて乗って、身体に慣らそうと試行錯誤している間に、10月のレースが来てしまった感じでした。

オリンピック・ディスタンスのときはずっとロードバイクだったので、そもそも乗車姿勢も違います。40qなので自転車に乗っている時間は1時間程度。誤魔化しがきくんです。でもロングは約6時間乗っているので、少しでも違和感があれば後半になるにつれどんどんつらくなってくる。少しでもラクにこぎ続けるポジションにいなければ、次のランにも響きます。TTバイクは、そもそもトライアスロンに特化したポジションで走れる設計ですので、100q地点あたりまでは、股関節周りも快適ですごくラクでした。でも、それ以上の距離になると上半身、とくに肩回りが重くなってきた。何かが合っていないんだろうなという感覚がありました。

―フィッティングについて予備知識はありましたか。

海外で活躍しているロードレースの選手がフィッティングを受けているのを聞いていました。現在、雑誌『Triathlon Lumina』のイベント担当をしているので、そこで自転車競技のトップ選手やコーチの話を聞く機会が多いんです。「プロがちゃんとやっているものを、自分はやっていない。速くならないのは当たり前だ」と思うようになりました。

日本体育大学時代に運動生理学を勉強していたので、人によってポジションが全然違うというのも知識としては知っていました。下手に自分でバイクを動かすより、自分の特徴を客観的に見てくれるフィッティングの専門家に任せようと思いました。


フィッターと相談しながら足底に合ったインソールに変える。

―RETÜL FITを選んだ理由とは。

自転車競技の選手が薦めてくれたからです。バイクのことはバイクに特化している方の意見を聞こうと思い、よく相談していました。「タイムが上がった」「姿勢がラクになった」という話を聞いて、期待が膨らんでいました。

当初は、乗っているバイクが他のブランドなので、スペシャライズドの「RETÜL FIT」は受けられないだろうと思っていました。どこのブランドでも可能だと知り、フィッティングを受けるハードルがぐっと下がりましたね。フィッティング当日までの間に、フィッターさんからバイクのサイズやポジションについて詳細な質問がきて、「そこまで詳しく測るんだ!」と驚かされました。RETÜL FIT上で、私のバイクをそのまま再現し、フィッティング結果のデータをもとに近くのバイクショップで調整ができる。バイクを持っていく必要がなく、クラウドのデータにいつでもアクセスできるのも便利だなと思いました。

―実際にRETÜL FITを受けて、変化を感じましたか。

クリートの位置、ペダルの角度、足首の角度と順番に合わせていくなかで、一つひとつが正しいところにはまっていく感覚がありました。「ここを合わせたら、次はこの部分の動きが変わってくる!」と、フィッティングしたすべてのパーツがつながっていく。フィッティングの順番も部位もすべて統一された基準があるそうで、科学されたプロの技術のすごさを実感しています。実際に、以前違和感があった肩回りは、格段にラクになりました。上半身が前に行き過ぎるクセがあったのですが、フィッティングでどんどん姿勢が変わっていき、肩と二の腕に疲れを感じなくなりました。自分がクセを治しているという感覚はなく、いつも通り走っているだけなのにバイクが自分に合ってくる感じ。実走でどれくらい感覚の違いを実感できるのか、とてもワクワクしています。

孫崎さんのフィッティングを担当したフィッター・佐藤さんの話

「RETÜL FITでは、フィット前に身体評価や可動域の確認、ケガの経歴などをヒアリングし、その後、ペダリングする様子を、モーションキャプチャーシステムを活用しリアルタイムで測定、データを収集します。フィッティングはあくまでも“今の自分の状態”にバイクを近づける行為。バイクに合わせて乗り方を変えるという、身体の開発ではありません。

フィッティング前に、背中が張る、腕がつらくなるといった症状を聞いていたので、孫崎さんの身体をバイクがきちんとサポートできていないのだろうと予想していました。腕に体重がかかるすぎる傾向がありましたが、今回のフィッティングで肩や腕に負担がいかないように調整できたと思います。

これからKONAに向けてさらにトレーニングを積んでいくと、数カ月後には身体の柔軟性、筋肉の付き方も変わってきます。歯医者さんの定期健診のように、走り方の変化に合わせてフィッティングができると理想的ですね」


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【インタビュアー・筆者紹介】田中瑠子
ライター・編集者。スポーツからビジネスまで人物インタビューを多く手がける。2016年9月に九十九里トライアスロンでオリンピック・ディスタンスデビュー。クロールが苦手なため平泳ぎを貫き、無事完走。
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