2021.01.12

ようこそスペシャライズドへ！クロスカントリー世界王者ヨルダン・サルー！

今年、スペシャライズド・ファクトリー・チームの一員になったクロスカントリー世界王者のヨルダン・サルー。生活、夢、スペシャライズドとの目標についてご紹介します。

フランスは、クロスカントリーの象徴的なレーサーを何名も輩出してきました。そして、数多くのエリートアスリートの精神的な強さが試された今年、同国からまたしても世界チャンピオンが誕生しました。その名はヨルダン・サルー。フランス中部出身で、20年にわたってクロスカントリーの世界チャンピオンになるという夢を追いかけてきました。その夢を2020年10月のオーストリア・レオガングで実現させたサルーは、まだ28歳になったばかり。現在は2020年夏に焦点を当てており、2021年スペシャライズド・ファクトリー・チームの一員として、新型S-Works Epicに乗ります。彼の生活、夢、スペシャライズドとの目標についてご紹介いたします。

出身地と、どのようにマウンテンバイクを始めたかを教えてください。
フランス中部のサンテティエンヌで育ち、８歳のときにマウンテンバイクを始めました。16歳で故郷を離れ、勉強後にマウンテンバイクに集中できる学校へ移りました。今はフランス・リヨンに住んでいます。

レースを初めてからは、すぐに好成績を収められましたか？　それとも、自分の長所や短所を見極め、それらを基に成長する方法を学ぶ期間でしたか？
すぐにある程度の好成績を収めることができました。２回目に出場したレースで優勝できたんです。下の方のカテゴリーでしたが、勝利は勝利です。まずは国内で、その後は海外でも成功するようになりました。

これまで、主にクロスカントリーレースに出場していますよね？　エンデューロやダウンヒルレースに興味はありますか？
フランスには、マウンテンバイクに関するすべてを練習し、学べる学校があります。僕はクロスカントリーとトライアルの両方が得意でしたが、徐々にクロスカントリーに専念するようになりました。

レースに出始めた頃、クロスカントリー世界チャンピオンになりたいと思ったことはありますか？
はい、もちろん。16歳で家族の元を離れ、マウンテンバイクの学校に転校したときのことでした。その当時は大変な決断でしたが、キャリアを追求し何としてでも成功したかったんです。

家族はあなたやその決断を応援してくれましたか？
はい。両親は僕の夢を全力で応援し、僕の決断をいつでも支えてくれました。

世界チャンピオンの座を獲得されましたが、それがあなたにとって意味するものとは？
僕のキャリアの中でも大きな一歩です。今後は、夏に好成績を収めたいです。28歳で世界一になれるとは思っていなかったので、正直驚いています。僕がレースに出るのは、もちろん勝つため。この勝利はとても大きな業績になりました。

2020年は言うまでもなく大変な一年でした。新型コロナウイルス感染拡大下でトレーニングのモチベーションをいかにして保ったのか教えてください。
冬場のトレーニングがうまく行き、調子の良い状態を保てました。シーズン初めにスペインで２つのレースに出場し、良い結果を残せましたが、その直後２ヶ月間にわたってロックダウンが発令されました。受け入れることはとても大変でしたが、従わなければなりませんでした。ロックダウンの後も、世界選手権に向けてしっかりと準備ができていたので自信をもって臨みました。

今年からスペシャライズド・ファクトリー・チームの一員になりました。あなたにもっともふさわしいパートナーである理由を教えてください。
モチベーションがかなり上がりました。スペシャライズドで走れることになり、とてもワクワクしています。マウンテンバイクのみならず、サイクリングの中で最高のブランドなので、チームの一員になれてとても嬉しいです！

RETULフィットを受けるサルー。Photo：©michalcervenyphoto