INSTRUCTION MANUAL/取扱説明
警告!注意事項をよくお読みください。注意事項に従わない場合、重大な事故や死亡事故につながる可能性があります。以下の指示をお読みください。■自転車の組み付けには、訓練と経験を必要とする複雑な作業です。この製品に関して、あなたの組み付けの知識、技術に不安がある場合はサポートショップのメカニックに作業を依頼することをお勧めします。 ■自転車を構成するすべての部品は、組立、保管、および乗車の際に注意が必要です。組立時のトルク管理とともに日常点検を実施し安全を確保してください。外部のへこみ、擦り切れ、深い引っかき傷、打痕、破断、欠け、その他の損傷がある場合、破断する可能性がありますので、交換する必要があります。特にカーボン素材の損傷は、視覚的に認識することは困難です。衝撃を受けた等の損傷の疑いがあれば、視覚的に損傷を認識できる場合もそうでない場合でも、サポートショップにて検査することを推奨します。 ■この取付説明書の推奨トルクは、スペシャライズド製品に限定されます。推奨トルクを超えないようにしてください。組み付け相手側の部品に関しては、それぞれの部品の推奨トルクを参照し、常に低い方のトルクでの締め付けを推奨します。 ■スペシャライズド製のMTBハンドルバーの直径は31.8mmです。ハンドルバーの直径はステムに適合していることを確認してください。 ■ハンドルバーに接触するステムの面とブレーキレバーのクランプ面にバリがないことを確認してください。バリがある場合、ハンドル表面が損傷し破損する恐れがあります。 ■クランプ面にグリスなどの油分がないことを確認してください。油分によって、固定に必要な摩擦力が得られない可能性があります。摩擦力を高めるために、カーボンアセンブリペーストの塗布を推奨します。 ■スペシャライズド製のカーボンハンドルバーは、軽量にするため、すべての用途には適合しません。カーボンハンドルバーに関してライダー体重の上限は109kgです。
ハンドルバーの取付け(図1) ■ステム側に組立手順が設定されている場合には、そちらに従ってください。 ■ステムとハンドルバーの中心を合わせ、取り付けたい角度にハンドルバーを設定します。 ■ステムのフェイスプレートを取り付け、仮止めします。 ■ボルトを手の力で均等に締め、ステム本体とフェイスプレートの隙間がそれぞれのボルト位置上で均等であることを確認します。 ■ボルトの締め付けは、図1の順番で0.5N・m (5in-lbf)ずつ、規定トルクになるまで締め付けます。ステム製造者の推奨トルクを参照し、スペシャライズドの推奨トルクを超えないようにしてください。 *4-ボルト:4.5 N・m (40in-lbf) *2-ボルト:9.0 N・m (80in-lbf)
ハンドルバーのカット(図2) ■バーエンドを組み付ける場合は、必ずハンドルバーの先端にバーエンドプラグを取り付けてください。バーエンドおよび、バーエンドプラグの締付けトルクについては各製造者の推奨トルクを参照してください。 ■ハンドルバーはカットして使用することができます。バーエンドを組み付ける場合は、最大10mmまでカットできます。バーエンドを組み付けない場合は、最大20mmまでカットすることができます。
シフト/ブレーキレバーの取り付け ■ハンドルバーに取り付ける際、シフト/ブレーキレバーのクランプをねじこまないでください。カーボン素材の表面の損傷を避けるためです。適切なシフト/ブレーキレバーの締付けトルクについては各製造者の推奨トルクを参照し、スペシャライズド製ハンドルバーの締付けトルク上限、4.5N・m (40in-lbf)を超えないでください。
商品説明
ハンドルバー
XCレースでは剛性の高さが速さに直結するという考えのもと、Roval Control SLハンドルバーを開発しました。トレイルバイクに使われるテクノロジーをヒントに、35mmのクランプ径こそがアスリートの求める高い剛性への答えだと確信。超軽量カーボンを手作業で重ね合わせ、求める剛性を実現しています。
その重量は、わずか185gです。
しかし、軽さと剛性だけを重視すればよいというものではありません。なぜなら下りでは精確な操作性が、過酷な上りでは快適なポジションで走り続けることが求められるからです。そこでハンドルバー幅を780mmに設定し、お好みの幅に切り詰められるカットマークを付けました。世界選手権を勝ち取っている実証済みのジオメトリーで、あらゆるセクションを果敢に攻めましょう。