16年度UCIワールドツアーランク男子1位のペテル・サガン、そして女子1位のメーガン・ガルニエ。彼らが選んだロードバイクは?
2016年ロードレースのシーズンの終盤、ペテル・サガンはさらなる名声を獲得しました。今シーズン、20レースを74日間で11,853.95km走り、13回優勝したサガンは、669ポイントを獲得、2016年UCI ワールドツアーランキングで1位になりました。
「スペシャライズドのバイクに乗って世界チャンプ、ヨーロッパチャンプ、UCI ワールドツアーのリーダーになれたのは偶然じゃない。この2シーズン、ティンコフに所属したことで、スペシャライズドと密に協力し合った。世界最高ブランドのバイクに乗って走るとは、どういうことかをしっかりと考えることができた。だからこそ、またさらに3年間の契約を結んだのさ。僕はスペシャライズドだ」。
アルカンシェルカラーをスパークルと一緒に散りばめた、サガンの世界王者記念カラーの Tarmacや Vengeは、皆さまも店頭でご覧いただけますが、とても美しく、また実績に裏付けられた力強さも感じることができます。
サガンの13度に及ぶ勝利において、Tarmac が7度、Venge が6度使用されました。オールラウンドに力を発揮できるサガンにとって、タイプの異なる2つのチョイスが、少しはこの結果に貢献したと言えるでしょう。
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「UCI ワールドツアーランキング首位でシーズンを終えるというのは、すべてのライダーにとって名誉であり喜びなんだ。この頂点に登り詰めたのは僕のキャリアで初めてのことで、感動しているよ。これはシーズンを通して安定した強さを最高レベルで発揮できたということで、自分の頑張りとチームや、スペシャライズドをはじめとしたパートナーからの協力が必要なんだ」と、今シーズン最強のライダーであるサガン言います。
2016年シーズン、怒涛の勢いで活躍したサガン。10月16日のドーハで、2年連続の世界王者となるのでしょうか?
ウィメンズサイクリングの2016年シーズンは、アメリカ人選手のメーガン・ガルニエが約1ヶ月前のマドリッドでUCI ウィメンズワールドツアーに優勝したことで幕を閉じました。ガルニエは所属するオランダのプロチーム「ボエルス・ドルマンス」に勝利をもたらし、2シーズン前にワールドカップで優勝したチームメイトのリジーの後を追ったのです。
メーガンが選ぶバイクはS-Works Amira。どのようなコンディションでも乗り手の意思通りに走る純粋なるレースバイクであり、単なるメンズバイクの縮小版でない、女性専用設計だからこそ実現できるその性能が、メーガンを支えました。
「シリーズのある時点で、私、シャンタル、リジーがワンツースリーだったの。ワールドツアーでの私たちの優勝数が、チームとしての強さを物語っているわ。最後は私がジャージを手にしたけど、チームメイトの誰の手に渡ってもおかしくなかった。このジャージはチーム全員のもの。UCI ウィメンズワールドツアーは一貫性が必要よ」。
メーガンが話すように、ボエルス・ドルマンスはシーズンを通じて他の女子チームとの圧倒的な力の差を見せました。
このオランダチームは合計で33回優勝、うちメーガン・ガルニエの勝利数は7度。メーガンは5月の全米選手権で優勝しただけでなく、ツアー・オブ・カリフォルニアとジロ・デ・イタリアの女性版レースそれぞれのランキングでも総合1位に輝きました。メーガンは、そのような賞を受賞した初のアメリカ人ライダーです。
「アメリカ人初となれて光栄ね。ヨーロッパのレースでアメリカ人が直面する大変さをようやく伝えることができた。多くの犠牲を払い、リスクを冒す必要があるの。ここを通れば大丈夫という道はない。少なくとも私のときはなかった。試行錯誤と我慢がほとんどよ。ボエルス・ドルマンスでこの3シーズンを走れたことは、私の成功に大きく貢献しているわ」。
サガン、メーガンらをはじめ、スペシャライズドがサポートする選手がロードバイク世界選手権へ参戦します。開催が待ちきれません。
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