ロードバイク、マウンテンバイク問わず、競技者の努力をPrevail IIヘルメットは裏切りません。4つの特許、5つのカイゼンがその性能を大幅に引き上げました。
▼目次
勝つためのレーシングヘルメット「S-WORKS PREVAIL II」 >
4つの特許 >
5つのカイゼン >
プロレーシングチームと社内ヘルメット開発チーム >
ロードバイクでもマウンテンバイクでも、レースにおいて表彰台の1位と2位は紙一重。その一秒、一瞬が笑顔と涙を分かつのです。努力や犠牲を惜しまず夢を追うレーサーを、世界中で支えてきたヘルメットがPrevail。エアロで快適、そして超軽量なこのレーシングヘルメットは、2016年に「S-Works Prevail II」(エスワークス プリヴェイル ツー)として一新されました。
prevail: 〔動詞(+前置詞+(代)名詞)〕〔…に〕(打ち)勝つ,まさる 〔over,against〕.
― Webilo英和辞典;http://ejje.weblio.jp/content/prevail
名前が示すとおり、「勝つための」レーシングヘルメットが「S-Works Prevail II」です。
スマートなデザインと巧みな素材使いにより、S-Works Prevail IIは超軽量。初代Prevailに比べて10gの軽量化に成功しています。また、エアロ効果も高く、40km走行時に6秒のタイム短縮を実現。加えて、超軽量な作りとその高いエアロ効果から、実際に装着して走ったときの軽さはもちろん、風切り音が軽減されることで周囲の音を聴きやすくなっています。
しかし、いくらミニマルでも、安全性が損なわれればヘルメットの意味を成しません。S-Works Prevail IIは業界最高レベルの軽さを実現しながら、JIS(日本工業規格)以上に厳しいヨーロッパの安全基準を満たしています。
限界までチャージするレーサーを最大限にサポートするこのヘルメットは、スペシャライズドが誇る技術の結晶であり、最先端。レースシーンにおいてオールラウンドに活躍するよう、通気性、エアロを活かした設計、超軽量・超安全構造を持ち合わせています。
これらS-Works Prevail IIならではの高い性能は、以下「4つの特許」と「5つのカイゼン」が可能にしたのです。
付け外しが簡単で空気抵抗を最小限に抑えた専用バイザーを装備。
新型のプリプレグ・アラミド繊維が、より軽量かつ丈夫な構造を実現。安全性を高めながら、ムダな素材を可能な限り省いています。
ひたいにぴったりと沿う高いフィット感を保ちながら、パッドとヘルメットとの間に効果的にスペースを設け、空気の流れをコントロール。冷却効果と快適性が向上しました。また、ひたいやこめかみから汗が流れないようにデザインされており、汗が目に入ることを防止するだけでなく、不愉快な汗の滴りを大幅に軽減し、ライドに集中することができます
(写真左:初代Prevail、写真右:新型Prevail II)
従来のS/M、M/Lの2つのサイズ展開から、S、M、Lの3段階に増やし、より幅広いライダーにフィットするように設計。内部形状を改良して、最高のフィット、快適性はもちろん、なめらかな見た目を実現しています。
ヘルメットに限らず、スペシャライズドが新製品を開発する際はプロチームが必ず研究開発に参加し、改良を重ねています。フィットや性能に関する彼らのフィードバックは、優れた製品づくりに不可欠です。ペテル・サガンやアマリー・ディデリクセンら男女の世界王者をはじめとしたトップレーサーたちに、開発チームの一員として協力してもらえることはとても幸運ですし、協力的な世界級のトップレーサーをスペシャライズド並みに抱えることは他社には難しいのが事実です。また、社内にもあらゆる改良を手伝う優れたライダーが多くいます。
S-Works Prevail IIが偉大な初代に負けないベストセラーになることは、ほぼ確実といっていいでしょう。まだ手にとっていない方は、ぜひお近くのスペシャライズド正規販売店にてご確認ください。
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