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「BOAダイヤル」はサイクリングシューズに何をもたらしたのか?(2020年4月更新)

2017/12/18

「BOAダイヤル」はサイクリングシューズに何をもたらしたのか?(2020年4月更新)

スペシャライズドのシューズを唯一無二のプロダクトに引き上げるBOA(ボア)社のダイヤルについてご紹介します。

目次

1.BOA社とは?
2 .BOAダイヤルとスペシャライズドのパートナーシップ
3. サイクリングシューズにおけるBOAダイヤルの利点。
4. BOAフィッティングシステム採用スペシャライズドシューズの特徴
 4-1. S-WORKS7 SHOE
 4-2. S-WORKS6 SHOE
 4-3. S-WORKS TRIVENT
 4-4. TORCH 3.0
 4-5. S-WORKS EXOS/TORCH 2.0
 4-6. TORCH 1.0
5. BOAダイヤルのライフタイム保障制度
※題名をクリックすると各テーマにジャンプできます。

1.BOA社とは?

BOA®社は、スノーボード、ゴルフ、サイクルシューズを筆頭に採用されているBOAフィットシステムを開発した会社であり、近年ではランニングシューズ、ファッションや医療用装具にまで活躍の幅を広げている。この先進的なプロダクトはまずスノーボード用ブーツに採用され、2001年に製品化に至りました。


※社名である「BOA」はアメリカに生息する「ボア・コンストリクター」という蛇が獲物を捕獲するときに均一に締め付けていく様に由来し、新しくなったロゴのBはボア・コンストリクターからインスパイアされています。
BOA社HPはこちらをチェック>

2.BOAダイヤルとスペシャライズドのパートナーシップ

その数年後にはサイクリング分野への採用が決まり、2006年ついにスペシャライズドへの供給が始まります。
サイクリング分野への進出を果たした時から現在におけるまで、BOA社はサイクル業界におけるBOAフィッティングシステム普及のパイオニアとしてスペシャライズドと強いパートナーシップを結んでいます。
 


 

3.サイクルシューズにおけるBOAダイヤルの利点

BOAフィッティングシステムによりサイクリングシューズが受ける恩恵は限りなく大きく多岐にわたります。
その中でも最もダイレクトに感じることが出来るのはフィッティングです。
スペシャライズドとBOA社はライダーに最も効果的なフィットをもたらすためのBOAフィッティングシステムの配置について共同で開発を行っています。その結果、生み出されるフィットは均等に圧力が分散され、最適なフィッティングをライダーに提供することを可能にします。

[プレッシャーマッピング図]

また、冬場のトレーニングでシューズカバーを着用していても多少のフィット調整を行えることも小さいながらも大きな恩恵といえるでしょう。


ELEMENT WIND STOPPER SHOE COVERをチェックする>

4.BOAフィッティングシステム採用スペシャライズドシューズの特徴

スペシャライズドでは多くの種類のBOAダイヤルを使用しています。最適な機能とコストを考慮したBOAダイヤルを各シューズに採用をしています。

 
4-1.S-WORKS 7 使用BOAダイヤル「S3」

精密さは、高級腕時計のためだけではありません。サイクリングシューズは大抵ラグジュアリーとは程遠いものでした。でもそれは過去の話。スペシャライズドは、全く新しいダイヤルをBOA®と共同開発し、「スイスの時計」のような高級感のある『ルックス』、『クリック音』、『機能性』を実現しました。まず、『ルックス』の部分では、ダイヤル部にCNC加工を施したアルミ合金を使用し、ロゴはレーザープリントしています。ダイヤルを触った瞬間に高級感がわかるものになっています。『クリック音』については微妙に音の違うダイヤルを並べ聞き比べを行い、そのルックスに合う美しいクリック音を実現。『機能性』としては、ダイヤルの機構を一新して耐久性を大幅に向上し、無段階に近い調節性を達成しました。このカスタムS3 BOAダイヤルはスペシャライズドでしか手に入りません。


S-WORKS 7 ROAD SHOE カラーバリエーションあり

4-2.S-WORKS 6 使用BOAダイヤル「S2」

アメリカの建築家ルイス・サリヴァンは「Form follows function」(形式は機能に従う)という思想の元に建築に新しい価値観を生みました。また、近代建築三巨匠であるミース・ファン・デル・ローエは「LESS IS MORE」(より少ないことは、より豊かである)を提唱し、多くの美しい建築やプロダクトを世に送り出しました。

S-WORKS 6はまさにそれらの流れを体現したモデルであり、スペシャライズドのみが採用することができる軽量性、薄さに特化した「S2」を使用することで最高の機能と美しいデザインを実現しています。
グランツールを筆頭にレースで活躍する選手の足元を見ればS-WORKS 6が多くの信頼を集めている事がわかるはずです。
※現在S-WORKS 6の販売は終了しておりますが、S2ダイヤル単体の販売は継続しております。BOA S2-SNAPをチェックする>


S-WORKS6 ROAD SHOEは販売を終了しております。

4-3.トライベント 使用BOAダイヤル「L4」

プッシュプル式BOA(ダイヤルを押し込んでロックし、引き上げて解除)である「L4」ダイヤルを使用することで、スイムからバイク、そして最後のランへのトランジションを迅速に駆け抜けることができます。

サイクリングにおいて、機能的には劣っていると思われていたプッシュプル方式をクリエイティブに活用したユニークかつ機能的なトライアスロンシューズです。もちろん軽量性、剛性はお墨付きで、シューズデザイン自体にもトランジションでのロスをなくすための多くの機能が盛り込まれています。


S-WORKS TRIVENT ROAD SHOEをチェックする>

4-4.トーチ3.0 使用BOAダイヤル「S2-SV」

S-WORKSに使用される「S2」のダウングレードとなる「S2-SV」を使用。ダウングレードと言いつつも、異なる部分はダイヤルにゴムコーティングがされていない点だけ。S2との互換性があり、「S2カラーダイヤル」でカスタムすることも可能です。シューズ自体もアッパーに3種類の素材を使い、S-WORKSシューズ譲りの2BOA仕様に加えて交換可能なヒールパーツを採用と、中価格帯ながら圧倒的なパフォーマンスとメンテナンス性を備えています。


TORCH3.0 ROAD SHOE カラーバリエーションあり


BOA S2-SNAPをチェックする>

4-5.S-Works EXOS/Torch2.0 使用BOAダイヤル「IP1」

プッシュプル方式に加え、逆回転で緩めさせることもできるいいとこ取りの機能を搭載した「IP1」を採用しているのは、S-Works EXOSシューズとTorch2.0シューズ。

●S-Works EXOS
重量わずか150グラムのS-Works EXOSは、BOA® ダイヤルを搭載した最軽量のサイクリングシューズです。圧倒的に軽いのはもちろんのこと、S-Worksにふさわしい特徴を備えています。ワールドツアーで勝ち抜く機能性の高さと、驚くべき軽さを持ち合わせています。

 


S-Works EXOS SHOE カラーバリエーションあり

●Torch2.0
リラックスした履き心地のシューズながらBOAフィッティングシステム採用によりフィッティングも抜群で、非常にコストパフォーマンスの高いモデルとなっている。


TORCH2.0 ROAD SHOE カラーバリエーションあり

4-6.Torch1.0 使用BOAダイヤル「L6」

軽量で正確な調節が可能な『L6』BOAクロージャを備えたTorch1.0。BOAを押し、回して締め、BOAを上に引いてクイックリリースするプッシュプル方式を採用。豊富なカラーバリエーションで1万円を切る高いコストパフォーマンスを誇る一足。優れた特徴が多く詰まった入門グレードのロードシューズです。


TORCH1.0

5.BOAダイヤルのライフタイム保障制度
BOAフィッティングシステムの「ダイヤル」と「レース」は、BOAが搭載されている製品の製品寿命の期間において保証されており、上記にご紹介したスペシャライズドシューズも全て保障対象になっています。

BOAダイヤルのライフタイム保障制度に関してはこちらをチェック>

スペシャライズドとBOA社のパートナーシップは年々深まり、さらなる進化を遂げたプロダクトを生み出すべく開発を行っています。
あなたが我々とBOA社が生み出す最高のサイクリングシューズを体験してくれることを願っています。

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