前レース「やわたはま国際」での悔しさをバネに再び表彰台に舞い戻った平林選手。変化した富士見のコースをどのように攻略したのか。
大会名:2018 CJ-U 富士見パノラマ大会
開催地:長野県 富士見パノラマスキー場
開催期間:5月26〜27日
カテゴリー:エリート
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
レーススタート時刻:13:45
リザルト:1位
【主な使用機材】
バイク:SPECIALIZED S-WORKS EPIC MEN CARBON今年の富士見パノラマはコースレイアウトが大幅に変わり、スムースなフロートレイル的なアップダウン区間、そして芝生区間も多くなっていた。
八幡浜での教訓を生かして、タイヤテストや機材のチェックを入念に行う。FAST TRAK 2.1 、RENEGADE 2.1、FAST TRAK 2.3 の順にテストを行いトータルで5周をこなし、フロートレイルと芝区間でのタイヤの転がりの良さを優先して、前後RENEGADE 2.1を選択。
RACE DAY(5月27日日曜日)
9:30に会場入りして、コースウォークをしながら路面状況を確認。レーススタートの1時間前からアップを始め、軽めのギアで30分間足を回した。先週のトレーニングによる筋肉痛の影響もおさまり、良い感覚。その後、バイクの作動チェックを行ってから招集エリアに向かう。
スタートの合図と共にレースが始まった。クリートキャッチは上手く決まり、先頭でレースを進める。アタックを連続してかけて後続との差を広げ、下り区間に入った。
しかし、スピードの高い右コーナーで転倒。すぐにバイクを起こして再スタート。機材が無事か心配だったが、正常に作動したので一安心。久しぶりに選択したタイヤ、RENEGADEの特性を掴みきれてなかったようだ。登りの走りは軽く、練習通りの走りを意識してペースを刻む。徐々に後続との差を開いていく。
しかし、フロートレイル区間の下りコーナーでフロントタイヤを滑らせ、ミスを連発。1周目から同じミスが続いているので、下りは慎重に走る作戦に変更。後続との差を大きく開くことはできないが、一定のペースを保った。レースが始まってから気づいたこのコースの落とし穴は、ドリンクを飲める区間が非常に少ないこと。
ラスト2周は保水不足より、足が攣りはじめ大幅にペースダウンとなったが、序盤に築いたリードをうまく使いトップでフィニッシュ。
今回のレースは、下りでミスをする場面があったが、結果につなげることができて良かった。まだ走り自体やバイクのセッティングも詰めるべきところがあるので、しっかりと練習の中で調整をして、来週の石川県の白山一里野温泉スキー場で行われる「Coupe du Japon MTB石川/白山一里野温泉」に備えたいと思います。皆さんのご声援ありがとうございました。
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