より良いサイクリング環境を作るため、ライダーの皆様のご協力をよろしくお願いします。
COVID-19感染拡大に伴い多くの都道府県から外出自粛の要請が出ております。私は感染症の専門家ではないので、国・地方自治体のガイドラインは最低限守るべきラインとして遵守しつつも、従業員並びにその家族の健康と安全を最優先にして事業運営をしております。外出自粛が長期間にわたり継続しストレスがたまる生活を余儀なくされるなか、肉体的・精神的な健康を保つためにも適度な運動は必要であり、感染拡大を防ぐ3密防止のためにはサイクリングは最適なスポーツであると考えています。
スペシャライズド・ジャパンの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応策について>
しかしながら、ウイルス感染拡大を抑制するためにも、社会のおかれている現状に応じたサイクリングの楽しみ方があると思います。サイクリスト向けのメッセージはサイクリングメディアや一部の販売店よりすでに出されているところではございますが、自転車メーカーの立場としても是非皆様に聞いていただきたいことがあります。
かくいう私も数か月前までは、グループライドで自分を追い込む練習をしたり、ロングライドの途中コンビニエンスストア等に大挙してトイレ休憩し、飲料・補給食を購入したりしておりました。しかしながら現下、このようなことは慎むべきかと思います。3密防止・ソーシャルディスタンス(社会的距離)が求められる中、前述したような行動をすることはサイクリストに対する社会からの目が厳しくなります。「サイクリングを通して地球環境をよくし人間の生活の質の向上を図る」を標榜する弊社にとり、社会からサイクリストがこのような視線で見られたくはありませんし、公共交通機関や車に代替する移動手段として自転車が注目されている今こそ、サイクリスト全体で積極的に社会的責任を果たしていく必要があると思います。
3密防止・ソーシャルディスタンス確保のうえ、健康維持のために以下のように屋外でのサイクリングを楽しみましょう。
一人で走りましょう。
人に会わないよう、休憩を挟まないで走ることが出来る距離のライドに留めましょう。コンビニ等で休憩するとどうしても人に会うことになります。
ライド中どうしてもトイレに立ち寄る必要があるかもしれません。そのようなときに備えてマスクは持参しましょう。手洗いも忘れずに。
追い込んだトレーニングにより落車の危険が増します。落車による事故によりただでさえ切迫している医療機関のリソースを使ってしまいます。
COVID-19のこれ以上の感染拡大を防ぐには、ここ数週間が非常に重要な局面となると言われています。私たちライダーとしても一人ひとりが配慮し行動することで感染拡大を防止するとともに、マナーを含めた今後のより良いサイクリング環境を作るために、ライダーの皆様、一人ひとりのご協力をよろしくお願いします。ライダーの皆様と思う存分ライドを楽しめる日が一日でも早く来ることを目指して、この危機的状況を早急に切り抜けるために協力し合いましょう。
スペシャライズド・ジャパン合同会社
代表 小松 亮
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