新しいS-Works Prevail II Ventヘルメットは冷却性能が高く、体温をより巧みに調節して頭を涼しく保ちます。
頭は常にクールであるべき。白熱するレースで冷静さを保つのは重要ですが、ここでは体温について触れていきます。新しいS-Works Prevail II Ventヘルメットは冷却性能が高く、ライドがヒートアップしても終始万全で臨めるよう、体温をより巧みに調節して頭を涼しく保ちます。
S-Works Prevail IIヘルメットで高い性能を示した特長はそのままに、更なる進化を遂げました。中でも最大の効果があったのは、ヘルメット中央と側面のフォーム製ブリッジを7個すべて取り除き、ベントとチャンネル(通気口と通風路)を改善したことです。これによりベント面積が20%増え、ヘルメット全体に空気をより効率的に取り込めるようになりました。
Prevail II Ventヘルメットの拡張したチャンネルの効果により、オリジナルのPrevail IIヘルメットと比べ、ヘルメットと頭の間の空気の流れが18%速くなりました。この流れが速くなればなるほど冷却効果は高まり、頭をより涼しく保てます。この法則は、対流熱伝達と呼ばれており、スペシャライズドが開発した中で最も涼しいヘルメットが誕生しました。
対流熱伝達方程式
q = hc*A*(ΔT)
世界トップクラスのプロライダーたちがS-Works Prevail II Ventヘルメットを選ぶのは、偶然ではありません。このヘルメットは頭を涼しく保つので、より激しく走れるようになるからです。レースシーズンはすでに開幕しており、プロトンの中でもすばらしいチームのライダーたちがS-Works Prevail II Ventヘルメットを被ります。今シーズンは、リージョン・オブ・ロサンゼルス、SD ワークス、ドゥクーニンク・クイックステップ、そしてボーラ・ハンスグローエの選手たちが選ぶこのヘルメットに注目しましょう。
エンジニアは、ヘルメットの内部構造を一から設計し直しました。機械で紡いだアラミドロープを利用して、内部構造の強度を高め、ヘルメット中央と側面にかけてのフォーム製ブリッジを完全に取り除き、より効率的に風を通すチャンネルが実現しました。
「涼しいと、より速く走れる」。これをS-Works Ventシューズで証明しました。レースで勝利に導いただけでなく、このシューズに足を通したライダーは、誰もが体温調節が大幅に改善されたと認めています。そこで、極限の状態で走るライダーの体を涼しく保つ方法をさらに探ってみることにしたのです。
S-Works Prevail II Ventヘルメットは、MIPS SLの徹底的に無駄を省いた「ウォッチバンド」アタッチメントシステムを採用。全方向に10〜15mm回転して衝撃を逃し、ヘルメットパッドでありながら他のMIPSと同等の頭部保護性能を備えています。S-Works Prevail II Ventヘルメットだけの特長である新デザインのMIPS パッドキットは、裏地に細かな穴の空いた通気性の高いリップストップを採用。快適な被り心地でありながら、他に類を見ないパフォーマンスを発揮します。
バージニア工科大学テストラボの名高いヘルメット評価で、最高評価である星5つを獲得しました。
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