はじめてのロードバイクの選び方について、小田原市に店舗を構えるエンドウ商会店長、遠藤雅佳さんに解説していただきました。
前回まではロードバイクとはどういった乗り物か、エンデュランスやコンペティティブでは何が違うのかなどをエンドウ商会店長、遠藤雅佳さんに解説いただきました。第3回である今回は、実際にロードバイクを購入した際の注意点や保管方法についてお話いただきます。
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–ロードバイクを購入した際に揃えておくと良いものはなにがありますか?
「まずはパンクした時を見据えた準備をしてほしいですね。タイヤの空気圧を適正値にしておけばそんなにパンクすることはありませんが、替えのチューブとタイヤレバー、携帯ポンプと2回目にパンクしてしまった時の事を考え、パッチを揃えてください。そしてこれらをまとめるサドルバックやリュックは最低限用意された方が安心ですね。
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たとえ自分で修理ができなくても、サイクリストの方は結構優しい方が多いので修理を手伝ってくれることがあります。それとヘルメットは必須ですね。普通の人でも下り坂は60qくらいスピードが出ることもありますのでヘルメットを着用しない走行は危険です。
さらにグローブも必需品です。落車しまった時に手を保護するだけでなく、手に伝わる振動を和らげてくれたりグリップ力を高める効果もあるので持っていた方がいいですね。あとは夜走る際のライトと、一時的に駐輪する際の鍵。これらは最低限一緒にご用意されるようおすすめしています」
–実際に走る上で気をつけるべきマナーはありますか。
「一般的なマナーですね。交通ルールを守ってください。車道の左側を走り、赤信号ではしっかり止まる。僕らは初心者サイクリングイベントでは必ず、走り出す前にハンドサインを練習しています。
右折や左折、止まれなど。そして、みんなで走ると意識が変わるんでしょうね。そして正しい走り方がわかってくれば、一人の時でもちゃんと守って走れる。必要なところではしっかりと止まって安全に走ることを心がけています。また、初心者の方だと慣れずにフラフラして、車道だと逆に危ない場面が多々あるのでその場合は歩道へ入り、自転車から降りて押してくださいというのを言っていますね」
–ロードバイクの保管方法はどうしたらいいですか。
「室内に入れるというのは、最近結構浸透していまして、未経験者の方でも『ロードバイクは室内で保管するんですよね?』と、こちらが言う前に話してくれるんですよ。だから、できるだけ空調設備がしっかりしているお部屋で保管してくださいというのを重ねて言っていますね。タイヤはゴムなので暑かったり湿気が高いとひび割れてしまうことがあるんです。ですから、風通しがいいところで、適温で保管してくださいね」
–エンドウ商会さんのような良いショップの見分け方はありますか。
「基本的には来店してくださったお客さまに一声掛けるようにしていますね。声を掛けてコミュニケーションを取ることで、すぐに解決することがありますから。僕たちもお客さまの立場になって親身に考えることができるので徹底しています。声掛けをしないのはお客さまにとっても僕らにとってももったいないことだと思います」
–ありがとうございました。
ロードバイクを選ぶ際の注意点と種類の区別、マナーなどを全3回に渡ってお伝えいたしました。これからロードバイクデビューを考えられている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
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住所: 〒250-0001 神奈川県小田原市扇町1-28-28
電話: 0465-34-7517
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