アイアンマン世界選手権コナへの出場権がかかるケアンズ。狙うはもちろん、自己ベスト達成のうえでコナのスロットを得ることだ。
今回は情緒的なことを抑えてトレーニングデータ、数字をもとにレースを反省。まず、基本的な数値と使用機材、補給は以下:
General Info | Race Summary | Transition Details | |||
BIB | 226 | Swim: | 1:14:38 | T1: Swim to Bike | 4:21 |
Division | M45 - 49 | Bike: | 4:49:51 | T2: Bike to Run | 2:24 |
State | JPN | Run: | 3:35:33 | ||
Country | JPN | Overall: | 9:46:47 |
Swim:
トライスーツ: HUUB DS Long Course Triathlon Suit RED
GPS心拍計: POLAR V800
ウエットスーツ: HUUB ARCHIMEDESU
ゴーグル: KAYENNE Regular Fit Mirror lens
Bike:
バイク:S-Works Shiv DA Di2
ホイール:Roval CLX64
ヘルメット:S-WorksTT
シューズ:S-Works Trivent
Run: Newton Distance V
補給:
朝食(レース開始3~ 4 時間前):おにぎり2個+カステラ4切れ、オレンジジュース
スイムスタート前40分前:TOP SPEED x1
バイク: Powergel x12 (ボトルに入れて携行)、PowerBar Energize ウェハースx1、 スポーツようかんx3
ラン:Powergel x4 エイドでプレッツエル+コーラ。
もともとはメルボルンにエントリーしていたものの、大会中止となったためにこのケアンズにスライド。コナ出場権をかけた今回の大会は「Asia- Pacific Championship」となったことで75枠スロットがあり、また日本人特別30枠もあったもの。2013年にここで自己ベストの上、コナスロットを 獲得していたので、狙うはもちろん自己ベストの上でのコナスロット。自己設定では最高値としてサブ9.5を設定、スイム1:10、バイク4:40、ラン3:30(各々にトランジッションタイムも含む)というもの。
2013年とスイムコースの変更などから一部異なるものの、ロケーションは同一なので、ほぼ前回と同じ展開を予想。しかしながら、波風雨の荒れた天候でコンディション的にはやや厳しい感じもあった。
スイムではその波とうねりでコースを外して蛇行している感もあったものの、ウェーブスタート、泳力に準じて少人数ごとにスタートしタイムはネット計測していく方式で、バトルもなく荒れた海でも比較的泳ぎやすかった。
とはいえネットタイムで順位が決まるので、見た目の順位は当てにならずフィニッシュ後に順位がわかるから、コナスロット獲得のためには1秒も気が抜けないレース展開となる。
バイクは強風ではあったものの、コースに沿った追い風向かい風となり、横風となり走行に影響も少なく、単純にスピードが出る出ないの違いのみ。追い風の割合が多い2回目のポートダグラス110km地点までは、平均40km/hと良い感じで、70km一本調子。向かい風となる区間では速度低下があったものの、順調にフィニッシュ。バイクレグはエイジ1位、プロ含む全体では9位でもあり良く走れた。
ランでは半ば過ぎからミネラル不足な感じに悩まされたものの、エイドに塩はなく、代わりに一番しょっぱそうなプレッツエルをコーラで流し込むこむ。ミネラルとエネルギーを同時に取り、空腹感も満たしつつ、ペースの大幅な低下を防ぎ、走り切れた。トイレは2回。荒れた天候で日が陰りがちだったランは、かえって救われた感じだった。市の中心はお祭り騒ぎで、本当に多くの声援と、周回コースで何度もすれ違うアスリート同士の刺激の仕合の甲斐もあり、最後まで集中してのフィニッシュ。膝の故障の影響から走り切れない可能性もあった中で、タイムは伸びなかったものの上出来と言える。
結果は総合タイム09:46:47でM45-49でエイジ6位。スイム01:14:38、 T1 00:04:21、バイク04:49:51、 T2 00:02:24、そしてラン 03:35:33 だった。
前回は総合タイム 9:49:35でM40-44エイジ5位、スイム01:12:25、 T1 00:06:12 バイク 04:53:28 T2 00:02:31 ラン 03:34:58 と、荒れたコンディションながら自己ベストを更新。エイジ8枠あったコナスロットも獲得、自己評価としては90点といえる好結果だった。
2015年のコナからケアンズまでのトレーニング内容は、ブログに掲載したのでそちらもご参照ください。
竹谷賢二
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