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スペシャライズド・レーシング・ジャパン 平林安里 レースレポート CJ-U八幡浜

2017/04/28

スペシャライズド・レーシング・ジャパン 平林安里 レースレポート CJ-U八幡浜

開幕戦から2連勝と絶好調!しかし今回は非常に苦戦を強いられる展開だった…スペシャライズド・レーシング・ジャパン 平林安里選手のレースレポートをお届けします。

大会名:CJ-U八幡浜インターナショナルXCO(UCI-class1)
開催期間:4月22日、23日
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
カテゴリー:U23 
リザルト:U23 1位、総合 1位

【主な使用機材】

バイク:S-WORKS EPIC FSR WC
タイヤ:FAST TRAK 2.1
ヘルメット:S-WORKS PREVAIL II TEAM RED
シューズ:S-WORKS 6 XC MTB
サングラス:OAKLEY RADAR EV
レンズ:PRIZM TRAIL

【レース3日前〜前日】

木曜日に車で移動し、夕方には1泊する予定の松山市に到着。移動でむくんだ体を起こすため、軽く峠道を15キロほど走った。

金曜日は午前中に移動、午後から試走を行った。1周軽くコースを見た後、タイヤテストを行った。Fast Trak2.1を基準に、Renegade2.1、Fast Trak2.3の順にテストを行い、どのタイヤがこのコースで1番速いかを判断した。タイヤのグリップ、抵抗、踏み出しの加速、体力の消耗感を考えた結果、Fast Trak2.1が第一候補に上がったが、このコースの最大の難所である"ゴジラの背"と呼ばれる根っこの入り組んだ区間では、Fast Trak2.3が圧倒的に走破性、安定性が高く魅力的。フロントタイヤにFast Trak2.3を装着して再びテスト。コース前半のコーナーの多い区間での加速と巡航スピードを優先して、最終的に前後Fast Trak2.1をチョイスした。


新しくなったFast Trak、Renegadeの組み合わせ、セッティングを何度も変え、ベストを探す。

土曜日にはフロントRenegade2.3、リアFast Trak2.1の組み合わせも試してみた。”ゴジラの背“のような区間のアドバンテージはあったが、やはり総合的にみると前後Fast Trak 2.1がこのハイスピードコースに合っていると判断した。

後はコースのライン取りを確認しながら3周走り、試走を終えた。


コースの要所であるドロップオフでもタイヤの感触をテストする。

【レース当日】

7時に会場入り、路面の状態を確認しながら1周ゆっくりと試走を行った。スタート1時間前からアップを開始。30分間ダッシュを混ぜて漕いだ。

13時30分、定刻通りレースが始まった。クリートキャッチを成功させ、先頭で舗装路に入る事が出来たが、シングルトラック入口の直前で数名の選手に追い抜かれてしまい、4位でシングルトラックに入った。出口で順位を3番手に上げ、ブリヂストンアンカーの平野選手&沢田選手、弱虫ペダルの前田選手と共にパックになりレースを進めて行く。


Photo: Mitsuo Takano

コース後半の登りでアタックをかけて先頭に立ち、トップでホームストレートに入ったが、平地区間で速度が伸びず4位に後退。自分のペースで走れない状態が2周目まで続き、さらに上りでリズムが狂ってしまい、3周目に大きくペースを落とし6位まで後退。ペースは落ちたが、体力的な消耗ではなかったので、走りをリセットし、リスタートしたところ脚が回り始めペースを上げる事に成功。再び沢田選手、前田選手のグループに合流。


Photo: Mitsuo Takano

その直後、目の前で前田選手がパンクを起こし後退。沢田選手とパックになり前を走る平野選手を追いかけたが、シングルトラックで平野選手が落車し後退。ラスト1周は沢田選手との一騎打ちとなった。


Photo: Mitsuo Takano

平地区間はあえて飛ばし過ぎず、体力を温存して自分の得意な坂道区間から一気にペースを上げて沢田選手に追いつき、最後の激坂でアタックをかけて追い抜いた。その後全力でペダルを踏み続け、トップでフィニッシュラインを越える事が出来た。


諦めない強い走りが大逆転を生み、2勝目を手に入れた。U-23ながらエリートも制し完全優勝。

結果的には良い形でCJ-U開幕戦をスタートすることができたが、今回のレースはライバル選手のトラブルもあり、また自分の走りもまだまだ改善できるところが多くあった。次戦までには修正し、更に良い走りが出来るように頑張ります。今回も沢山の応援、サポートありがとうございました!


フィリピンのスペシャライズド・ライダー、アリアナ選手と共にアジアマウンテンバイクシリーズのリーダーとなった。

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