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MihoCがトライアスロンを共に戦う新たなパートナー「SHIV DISC」を手に入れた!

2020/04/09

MihoCがトライアスロンを共に戦う新たなパートナー「SHIV DISC」を手に入れた!

MihoC(ミホシ―)こと中村美穂さんが、新しいトライアスロンバイク「Shiv Expert Disc」のRETUL FITを受け、新しい挑戦について語ります。

スペシャライズドのアンバサダーとしておなじみのトライアスロンコーチ「MihoC(ミホシ―)」こと中村美穂さんが、新しいトライアスロンバイク「Shiv Expert Disc」を手に入れ、新たな挑戦をスタートさせます。新しいマイバイクと対面しRETÜL FIT(リトゥール フィット)を受けたMihoCに、お話を伺いました。

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オリンピック・ディスタンスに軸を移すMihoC

美穂さんがこれまでトライアスリートとして、そしてトライアスロンコーチとしてどんな活動をしてきたのかは、過去の記事で紹介されているので割愛させていただくとして、今回はこれからのMihoCがどんなことをしていくのか、そしてなぜパートナーにShiv Expert Discを選んだのか——といったあたりを中心に紹介していきましょう。

まず美穂さんが話してくれたのは、レースとの向き合い方についてでした。

「以前はアイアンマン・ディスタンス(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.192km)に出場し、そして近年はアイアンマン 70.3(スイム1.9km、バイク90km、ラン21.0975km)のレースに楽しさを感じていたんです。トランジットも含め、すべてスピード重視のオリンピック・ディスタンスと同様の緊張感もありつつ、ロングディスタンスと同様に補給シミュレーションも必要で、私の得意分野と感じ楽しんでいました。」

アイアンマン 70.3のレースで表彰台にも上がり、この種目では世界のエイジグルーパーと戦えるという実感を得ていた美穂さんですが、最近になって異なる感情が湧いてきたのだとか。

「一方でアイアンマン 70.3って(アイアンマンとは称しつつも)アイアンマンじゃないわけですよ。それに対して腑に落ちない部分もあったし、そして“今の年代ではやりきった”という思いもあって。今年で年齢も33で、いろいろとケアが必要な身体になったとき、生徒さんへのコーチングと自分のトレーニングを両立させて、なおかつ納得がいくレベルの結果も残すことを考えると、得意なスイム・バイクのスピードを活かしたレース展開を極めたいと考えるようになりました。 ベースがスイマーなので、筋持久力と心肺能力はある。持ち前のメンタルと身体機能を2時間のレースで出し切ろう——そう考えたんです」

そんなわけで美穂さんは今後、オリンピック・ディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)のレースをメインに出場していくことに決めたのです。

 

MihoCはTTスタイルのトライアスロンバイクが大好き

つまり、美穂さんは今後オリンピック・ディスタンスを戦うパートナーとして、スペシャライズドが誇る最新のトライアスロンバイク「Shiv Expert Disc」を選びました。

でもちょっと待って!? オリンピック・ディスタンスは一般的なロードバイクで出場する方が多いように思うのですが。

そんな疑問に対する美穂さんの答えは、シンプル。

「トライアスロン専用バイクTTポジションが大好きなんです!」

もちろん、理由はただ好きというだけではありませんでした。

「エイジカテゴリーはドラフティング禁止なので、やはりトライアスロン専用バイクのよさが生きるんです。私は“スイムトップ、バイクで差をつけ、ランで逃げ切る”というレース展開がしたいので、その上でもバイクの性能は重要。とくに、トライアスロンの場合はひとつのパートで力を出し切ってはいけない——つまり最後のランのために力を残しておく必要があるというのが、大きなポイントですね」

ただ好きというだけでなく、美穂さんがバイクと真剣に向かい合っているということは、RETÜL FITに立ち会ってよくわかりました。フィッティング作業の間、フィッターに自身の細かい感覚を伝え、ときにははっきりと要望を出し、合間にはバイクの構造やメンテナンス方法についても逐一質問をしていきます。

例えば、Shiv Discにはフィッティングに必要なパーツが専用のボックスに収められているのですが、それを眺めながら説明を聞く美穂さんの目は、実に輝いていました。「トライアスリート=バイクに無頓着」などという固定観念は、美穂さんには通じません。さすが、バイクフィッティングやメカニックの知識を持つトライアスロンコーチ、バイク愛を感じました。

Shiv Discで風をつかみ、風によりかかる

昨年、Shiv Discに乗って一度レースに出たことがある美穂さん。実際にレースで使用し、その性能に感銘を受けたそうです。

「そのときは風雨が強く条件の悪いレースだったんですけど、Shiv Discは悪条件の切り抜け方をバイクのほうから示してくれる感じです。風はこっちから吹いているから、こうやって漕げばいいんだな……というのを理解すると、とてもよく走ります。悪条件をものともしないバイクですね」

美穂さんは「風をつかむ」「風によりかかる」といった言葉で、Shiv Discの乗り方について話します。

「Shiv Discは圧倒的な速さを見せてくれるので“マジック・バイク”なんて言われ方もしているみたいですけど、私の考えでは、このバイクの長所を活かし切るには、乗り手が手綱を引いてこそ——だと思いますね。Shiv Discのストレージはエアロ効果が抜群で、これを船の帆のようにしてあげることで、風をつかんだときにはファーーン!と進んでいきます。風によりかかるようにして走るイメージです。ちゃんと練習している人であれば、風向きをしっかり感じ取ることができるし、風と意思疎通を図りながらShiv Discを進められるはずです。そしてハマッたときの速さは、加速がよいというよりは“減速しないな”という驚き。これは魅力ですね」

合間合間にそんな話をしながら、美穂さんのフィッティングが進んでいき、得られたデータに基づいてサドルの高さや前後位置、ハンドルやDHバーの高さなどが細かく変更されていきました。

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「バイクはカラダの一部なので、バイクに乗せられているようではダメですし、乗ってるだけでもダメ。自分の感覚の一部になっている必要があるんです。それこそ、今自分が踏み込んだ力がチェーンを動かす動力としてどのように繋がっているかまで考えています。RETÜL FITによって自分を客観的に見ることができ、そしてバイクがより自分のものになっていく——そうすることで、Shiv Discは大きな力を発揮すると思います」

3時間ほどのフィッティング作業を終え当面のセッティングが決まり、あとはバイクが仕上がるのを待つだけとなった美穂さん。エアロ効果抜群のShiv Expert Discを帆として、風とともにバイクパートを駆け抜けてくれることでしょう。MihoCとShiv Expert Discのタッグに、期待です!

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MY20モデルのShiv Disc

●S-Works Shiv Disc
S-Works Shivは、UCIの規則に囚われず、速さにおける新基準を達成しました。ウィントンネルで開発されたエアロ性能、最適化された横風での性能はこれまで開発したどのバイクよりも優れています。

あるヨー角では、空気抵抗値がほぼゼロとなり、横風などあたかも吹いていないかのごとく、前へ突き進みます。もちろん、重量、剛性、走りのクオリティーにもしっかりと焦点を当て、最高の乗り心地とハンドリング性能を備えたトライアスロン専用バイクです。

遠征時のパッキングが簡単で調整域が幅広く、FuelselageUハイドレーションステムとFuelcell U補給食用ストレージを備え、理想的なポジションが簡単に見つかるフレームです。





Satin Carbon/Gloss Holographic Foil

●S-Works Shiv Module


 


Satin Carbon/Gloss Holographic Foil

●Shiv Expert Disc
S-Worksとまったく同じフレームを採用したExpertモデル。S-Worksと同様に、Hydration FuelcellとNutrition Fuelcellの両方を採用しています。デザインを一から見直したHydration Fuelcellは、フレーム内部からバイク後方へと移動。ハイドレーションホースを含むストレージ全体はフレーム内に収まり、容量が増えただけでなくエアロ性能も向上させています。ホイールはフルカーボンで軽量性とエアロ性能を両立させたRoval C38 Disc Wheelsを採用。コストパフォーマンスに優れたトライアスロンバイクです。



 


Gloss Carbon/Metallic White Silver/Clean

インタビュアー:須貝弦
万年ビギナー状態だが、それでも自転車で地元の里山をめぐることを心のヨリドコロとするフリーライター。

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